14日は鉄道の日。鉄道博物館(さいたま市大宮区)が開館1周年を迎えたのを記念し、さいたま市のJR大宮駅では「トレインフェスタ」(~31日)が開かれている。駅構内にはジオラマなどが展示され、エキナカのショッピングモール「エキュート」では特別商品も発売、鉄道マニアやちびっ子ファンだけでなく、通勤通学や買い物客も足を留めて楽しむ姿があちこちで見られた。【浜田和子】
大宮駅中央改札(南)のコモレビ広場には、D51形498号機蒸気機関車の大型プラレールと一緒に撮影できるコーナーのほか、大宮駅や鉄道博物館のあるプラレールのジオラマ(幅3.6メートル)も登場。18・19日にはプラレール釣りやあみだくじの引ける“縁日”コーナーも設けられる。
一方、エキュートでは全73店舗がそれぞれ特別商品を開発。電車の形のケーキやせんべい、明治18年の大宮駅開業当時の駅弁を模した弁当など、目でも舌でも楽しめる商品が盛りだくさん。また、通路や仕切り壁には線路が描かれ、各店舗の看板も駅表示風にアレンジされ雰囲気を出している。コンビニのNEWDAYSやキオスクなどでも、期間限定・大宮駅限定のスナック菓子や駅弁が販売されている。
エキュート大宮のアシスタントマネージャー、長塚契馬さんによると、1周年記念イベントの準備は1年ほど前からスタート。昨年の鉄博開業記念イベントで反響が大きかったため今回は全店舗協力が実現した。「もともと年間で売り上げが大きいのはクリスマスやホワイトデーで10月は端境期だった。鉄道博物館も188万人で予想以上の入場者数と聞くが、こちらも昨年来、右肩上がり。想定以上の売り上げです」と充実の笑顔を見せた。
2008年10月14日