06年不合格者に特別試験 大分教員汚職で救済策大分の教員汚職事件に絡み、県教育委員会は11日、2006年の採用試験で不正のしわ寄せを受け不合格となった可能性がある23人のうち、現在も採用を希望している22人の救済策として特別試験を実施した。 試験は論文と面接で、得点が一定水準を超えれば合格とし、来年4月1日に正規教員として採用する予定。 06年と07年の試験では、県教委の元義務教育課参事江藤勝由被告(52)=収賄罪で公判中=が受験者の得点を改ざんしたとされる。 07年試験については県教委が不正合格者21人を特定。全員が自主退職か採用取り消しとなり、不正のしわ寄せで不合格となった18人を無条件で採用した。 一方、06年試験では得点改ざんの過程を示すデータが不十分で不正合格者が特定できず、県教委は採用取り消しなどを見送った。不正のしわ寄せで不合格になった可能性がある人には、特別試験による救済方針を打ち出していた。
【共同通信】
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