ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

エンターテインメント

瀬戸内寂聴、ケータイ小説にお手上げ 執筆は「もう嫌」

10月14日15時43分配信 オリコン


瀬戸内寂聴、ケータイ小説にお手上げ 執筆は「もう嫌」

ケータイ小説処女作『あしたの虹』を刊行し、インタビューに応じる瀬戸内寂聴

 ぱーぷる名義でケータイ小説家デビューを果たした作家の瀬戸内寂聴が14日(火)、東京・千代田区一ツ橋の毎日新聞社でケータイ小説処女作『あしたの虹』の単行本刊行合同インタビューに応じた。瀬戸内は「小説を書いて人を泣かせるのはいい気分。みなさんもやってみたら?って勧めたい」としながらも、ケータイ小説について「もう嫌! こんな時間をかけて無理に書くのなら、自分の小説を書いたほうがいい」と本音を吐露した。

瀬戸内寂聴、86歳にしてケータイ小説家デビューしていた(9月24日)

 同作は、瀬戸内が今年の5月から4か月間に渡り、ケータイ小説サイト『野いちご』に投稿していた作品。『源氏物語』をモチーフに書かれ、両親の離婚に振り回されて何事にも冷めた態度の女子高生・ユーリが、バイト先のイケメン・ヒカルに一目ぼれし、恋に落ちていくというもの。瀬戸内は「若い子に読まれているケータイ小説を無視できなかった」と執筆のきっかけについて切り出し「(ケータイ小説は)大人の目から見たら非文学的で、日本語を悪くすると批評されていた。だけど、批評するには(ケータイ小説が)わからなくてはいけないと思い、一生懸命読んでみました」と話した。

 また瀬戸内は、これからケータイ小説を書こうとしている若者に向けて「自分の思いを自分の言葉で書けばいい。人の心を感動させるっていうのはなかなか出来ることじゃない。ケータイ小説は文学の一種だと思います」と説得力十分に呼びかけた。ただ、2度目のケータイ小説執筆については「もう嫌! こんなに手間ひまかけて無理にやらなくても、自分の小説書いたほうが楽ですよ。もう結構」と本音を明かし、笑いを誘っていた。

【関連】
瀬戸内寂聴のプロフ
南沢奈央と溝端淳平主演でケータイ小説『赤い糸』が連続ドラマ・映画化 (08年06月24日)
伊藤由奈&Karen登壇、おりおん☆小説大賞表彰式 (08年06月14日)
職業作家では描けないケータイ小説の魅力に注目 (07年12月13日)
瀬戸内寂聴、安倍元首相は「光源氏になれない!」 (07年07月12日)

最終更新:10月14日16時4分

  • ソーシャルブックマークへ投稿 29
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • みんトピに投稿
  • はてなブックマークに追加
  • newsingに投稿
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿
  • Choixにブックマーク
  • イザ!ブックマーク
ソーシャルブックマークとは

この話題に関するブログ 14
主なニュースサイトで 瀬戸内寂聴 の記事を読む

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)


提供RSS