滋賀県栗東市発注の水道工事を巡り収賄罪で起訴された市職員らが、架空の工事で公金約104万円を詐取していたとして、京都府警捜査2課と木津署は14日、同市十里、上下水道課元主査、井之口和義被告(31)=懲戒免職=を詐欺容疑で再逮捕した。
他に逮捕されたのは京都市中京区壬生下溝町、造園土木業、孝本義夫(本名・李義夫)容疑者(52)。両容疑者とも容疑を認めているという。
調べでは、井之口容疑者らは07年4月、実際にはやっていない十里水源地(栗東市十里)のポンプ交換工事を実施したように報告。市上下水道工事協同組合などを通じて代金約104万円をだまし取った疑い。【田辺佑介】
毎日新聞 2008年10月14日 大阪夕刊