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編集長が選ぶ週間5大ニュース
PC Watch編集長 伊達浩二 過去のニュース
10月14日(火)更新
No.1 ASUS、10.2型液晶搭載で最薄部18mmの「Eee PC S101」 [10月8日]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1008/asus.htm
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 ネットブックも多様化の時期に入るのかもしれない。Eee PCの成功で自信をつけたASUSTeKが発表したのは、薄くて軽くて格好良いという「Eee PC S101」だ。そういうのは、Mac Book Airを始めとする付加価値の高い高級機種の特徴なのだが、それを699ドルで売るという。恐るべき量に裏付けられていなければ不可能な数字だ。
  ただし、そういう方向に行って良いのかという疑問も感じる。もっと実用性重視で良いのではないかと。なんというか軽自動車が無理矢理スポーツタイプのモデルを作っているような無理を感じるのだ。どうせ作るなら格好良いものをというのはメーカーのサガだが、外注デザイナーを使うようになって、市場と合わない気取った製品を多発して凋落した例もある。ぜひ、ベーシックな製品にも力を入れてほしいものだ。
  ちなみに、今回Windows XP搭載機のみSSDが16GBと小さい。MicrosoftのULCPC規定によるものと推定されるが、もうHDDは160GBまで許しているのだからSSDの制約もゆるめるか、いっそ無くしてしまえば良いと思う。いまのままでは、Microsoftは、業界の発展を阻害する、単なる保守的な既得権者にしか見えない。端から見ていてとても格好が悪い。
No.2 ネットブックが市場の2割を越える。エイサーとASUSで9割占有 [10月6日]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1006/netbook.htm
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 これは、国内の量販店のPOS(売上げ)データを調査しているBCNのデータによるニュースだ。BCNには、業界大手の2つのY(ヤマダ電機とヨドバシカメラ)は入っていないが、中堅〜大手のチェーンの多くが調査協力している。業界動向を知るには信頼度の高い調査結果なのだ。
  今回の結論は、表題の通りで、ノートPC市場の2割以上がネットブックになった。しかも、そのうち9割はエイサーとASUSTekで占めている。まぁ、ネットブックの実機にさわった経験から言っても妥当だとは思うが、この2社がイー・モバイルとのバンドリングによって、低価格でセット販売されていることも見逃せない。
  ちなみに、今、周囲の(普通の)人にネットブックを買いたいと相談された時は、「とりあえず、すぐほしいならAcer Aspire oneを、待てるなら東芝を始めとする国内メーカー勢がそろって、それにさわってからにしなさい」と答えている。
No.3 マウス、ネットブック「LuvBook U100」のXP Pro搭載モデル [10月7日]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1007/mouse.htm
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 ネットブックが低価格で買える理由は、CPUやOSがネットブック用の特別製品であり、特別な低価格になっているからだというのが通説だ。
  つまり、OSで言えば、単なるDSP版のWindows XP Home Editionよりも、ULCPC版のXP Homeの方がずっと安いライセンス料になっているらしい。
  だがしかし、安いものが好きなのは個人だけではない。しかも、この奈落へ墜落しつつあるような景気のなかでは、企業だって少しでも経費を削りたい。どうしても安いモバイル端末がほしいがWindowsはXP Professionalの機能がいる、という要望も多いという。というわけで、ネットブックにDSP版Windows XP Professinalという組み合わせの製品を作るメーカーもでてきたわけだ。
  ULCPC版HomeからDSP版Professionalの差額が2万円というのは、かなりバーゲンだと思う。ただ、Microsoftにとっては、あまり面白くない現象であることも間違いない。あきらめてULCPC版Professionalを出せば良いのにというのは外野の声であって、それならVista Businessを買ってダウングレードしてくれというのがMicrosoftの言い分だろう。でも、それでは差額が2万円ではすまないだろう。
No.4 アイ・オー、32bit Windowsの管理外メモリを使えるRAMディスクソフト [10月8日]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1008/iodata.htm
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 32bit版OSが扱える実メモリ空間は4GBで、実際にOSが認識できるのは約3.5GBとなる。これもひとえにメモリ技術の進歩と低価格化によるもので、MS-DOSのCONFIG.SYSのBUFFERSを24にするなどの秘術を尽くしていた時代から考えると夢のようだ。私はいまでも、原稿のメモリの単位をMBと間違えてしまうことがある。まぁ、単にトシヨリということだ。
  さて、今年の5月にこの3.5GB以外の部分をRAMディスクにする「Gavotte Ramdisk」というドライバが“発見”され、局所的ながらブームを巻き起こした。このドライバを紹介した弊誌の記事が約41万回も読まれたほどだ。
  今回のアイ・オーのRAMディスクソフトも同じ機能を持っており、しかも出自がしっかりしている。「Gavotte Ramdisk」は公式サイトも不明な状態で、使い続けるのに一抹の不安があったのだ。ただ、残念なことに今回の「RamPhantom3 LE」がダウンロードできるのは、同社製メモリ購入者に限られている。また、4GBを越えるエリアをRAMディスク化できる「RamPhantom3」は有料で2,480円する。
  製品の差別化に役立てたいのはわかるが、機能制限版だけでも、万人に向けて無償公開してくれないものだろうか。
No.5 ASUSTeK、「Eee Box」のウイルス混入を確認。無償交換で対応 [10月4日]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/1004/asustek.htm
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 これは先週土曜日のニュースなのだが、〆切の関係で、このコラムでは書けなかったので、今回ご紹介したい。
  簡単に言えば、低価格のデスクトップPCであるネットブック「Eee Box」のHDDにウイルスが入った状態で出荷されてしまった、という話だ。
  入っていたのはトロイの木馬で、Dドライブにアクセスした時点でシステムに入り込むようになっていた。その時点で接続されていたUSBメモリなども汚染される。
  最初のニュースで紹介したように、Eee PCが絶好調でウケに入っているASUSTeKにとって、大変に困った事態だ。PCパーツメーカーとしてしか認知されていなかった日本市場で、Eee PCという好機を得て、完成品メーカーとしてやっていこう、という矢先のできごとだけに、メーカーとしての信頼を喪いかねない事故といって良いだろう。
  製品は全品無償交換と決まったが、ASUSTeKは、どうしてこういう事故が起こったのかをつきとめ、それを公開してほしい。隠蔽はメーカーとしての死を招く、正直な告白こそが信頼を得る最良の手段だと思う。
過去のニュース
ケータイ Watch編集長 湯野康隆 過去のニュース
10月14日(火)更新
No.1 2008年8月の国内携帯・PHS出荷、前年同月比5割にまで減少 [10月8日]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42183.html
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 原因は、携帯電話市場が飽和したからか、はたまた米国のサブプライムローン問題から来た景気悪化の影響なのか。そこには、分離プランの導入につながった、総務省による一連の施策も影響を与えているように思える。「2年縛り+端末料金の分割払い」or「高額な一括払い」の二者択一を迫る販売方式が定着した結果、ユーザーの買い換えサイクルが延びれば、その分出荷台数は少なくなるのは当然だ。もっとも、どうしても欲しいと思うような魅力的な端末がきちんと供給されているのか、という話もある。さすがに前年比51.4%という数字は深刻。もうじき冬商戦が始まるが、各キャリア・各メーカーはどんな手を打ってくるのだろうか。
No.2 9月の携帯・PHS契約者数、ドコモがソフトバンクとの差を縮める [10月7日]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42168.html
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 携帯電話端末の出荷台数は落ち込んでいるが、各キャリアともにユーザー数は増えている。依然としてソフトバンクが好調だが、ドコモがそれを追い、春先に苦戦したauも少しずつ盛り返している。
No.3 インプレスR&D、携帯電話のダウンロード速度計測サイト [10月7日]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42148.html
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 キャリアから2.4Mbps、3.1Mbps、3.6Mbps、7.2Mbpsなんていう理論値が提示されているものの、普段使っていると「本当にそんなに出てるの?」と感じることもある。さて、皆さんの環境ではどれくらいの実効速度が出ているのだろうか?
No.4 W-SIM対応、eneloopで駆動する「どこでもWi-Fi」 [10月9日]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/42208.html
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 無線LAN対応機器が増える中、家の外でも同じ使い方をしたいという欲求も高まっている。スマートフォンを無線LANルーターにするソフトが話題になったり、特にマニアの間ではこの手のガジェットに対する注目度が高い。この商品については、最大204kbpsというW-SIMの通信速度をどう見るかだろう。
No.5 ドコモ、次世代機向けオンライン対戦ゲームを多数展示 [10月9日]
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/42222.html
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 幕張メッセで開催されていた「東京ゲームショウ2008」の中で、NTTドコモがオンライン対戦ゲームをデモ。そのデモで使われているのは、近日発表される新モデルと見られる。
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