ラディアホールディングス(旧グッドウィル・グループ)は14日、約1120人の人員削減や事業子会社の集約などを柱とした事業再建計画を発表した。派遣要員の技術系社員を除いた全社員の約2割を希望退職で減らす。日雇い派遣などをやめ、技術者派遣と海外に事業を絞り込んだが、派遣需要の落ち込みで、さらなる事業の効率化が必要と判断した。
約2万5000人の派遣要員の技術系社員を除く社員5565人(9月1日現在)を対象に、早期退職を募り、1120人を2009年6月期中に削減する。
また09年1月に11の事業子会社を7つに再編。現在4社で手掛けている技術者派遣はシーテック(東京・港)に統合する。製造向け派遣は2社をプレミアライン(同)1社に集約。さらに事務系派遣も1社にする。
本社機能の移転も実施し、今期だけで約60億円の販管費の削減を見込む。
(14日 23:46)