【ワルシャワ=古谷茂久】ワルシャワで開かれている地球温暖化対策の閣僚級会合は14日、中国やインドなど新興国を他の発展途上国から切り離し、2013年以降のポスト京都議定書では新たに削減目標を課す方向で検討を始めることを決めた。日本が提案した。新興国への削減割り当ては、米国の枠組み参加とともに交渉の核心部分。中印の反発は必至で、来年末を目標とする合意に向けて、先進国から途上国への資金支援の仕組みとともに議論が紛糾しそうだ。
同会合は、12月にポーランドのポズナンで開かれる国連気候変動枠組み条約第14回締約国会議(COP14)の準備が目的。約40カ国・地域の環境閣僚らが集まりCOP14での優先交渉テーマなどについて討論した。(22:26)