東京都の石原慎太郎知事は3日、定例の記者会見で朝青龍が八百長疑惑を否定したことについて「現役の横綱が出ていって『あります』とは言わないだろう。相撲協会が『いっさい八百長はございません』と言い切れるだけのあれがあるのかね」と皮肉っぽく述べた。
石原知事は1963年、作家としてスポーツ紙に大相撲の八百長疑惑を指摘する記事を掲載、日本相撲協会から名誉棄損容疑で告訴された(後に取り下げ)。この日「都知事ってのは恒例で横綱審議委員会の委員になるんだけど、私は辞退しました。大相撲にうんざりしているから」と言い放った。【須山勉】
毎日新聞 2008年10月3日 19時43分(最終更新 10月3日 22時18分)