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heartbreaking.



October 14(Tue), 2008

[]お前呼ばわりされる筋合いはない

店長から電話があって、「お前、客と本番やりまくってただろ!」・・・と叱り飛ばされた。俺も「お前」呼ばわりされる筋合いはないので、「店の女の子より、客の言うことを信用するんですか!?」と反論したが、

「お前、誰に口答えしとるんや!?よう考えてもの言えよお前!」

・・・と、話を完全に遮られてしまった。さらに店長は話を続けた。

「俺は知ってんだよ、俺の友達をお前に行かせたら、お前がいきなり上に乗ってきたから怖かったってそいつが言ってたんだよ、隠してもわかるんだからな!」「・・・すみませんでした」

俺はプライドも投げ捨てて丸裸でがんばってきたが、結局は客に裏切られ、店長に怒鳴られている。何だよこれ・・・ 確かに本番やった俺も悪いけど、でも素股で俺のまんこに先っぽぐいぐいめり込ませて全部入れちまった相手のほうが悪いんじゃないか。それを後になって「怖かった」って、何だよそれ・・・ 女の子だってその日の気分によっては本番やりたい時もあるんだよ。それを怖いと思う臆病者なら最初から風俗なんか利用するな。

・・・・・・何だか雲行きが怪しくなってきた。でも客に病気をうつされて長期休暇をとったことで、冷静に考える時間ができたので、どうせならとことん考えるのも悪くないと思えてきた。俺は体は売っても、心までもは売っていないはずだ。俺は店長の奴隷じゃない・・・ ましてや「お前」呼ばわりされる筋合いなどないのだ。

俺は店長の二号さんが、店長に孕まされて認知してもらえそうにないから「赤ちゃんと一緒に死にたい・・・」と俺にドス暗いメールばかり送ってくるのを必死に励ましてやったのに、その俺に向かって「お前」呼ばわりするとは・・・ まあどうせ他人だからそんなもんか。店に恩義感じる必要もねえし、俺は金さえ稼がせてもらえればそれでいいんだ。

俺の心は折れてない・・・ プライドだってまだ・・・

必死に自分に言い聞かせるけれど、自分がみじめで、プライドも捨て、体を張って稼いだ金が病気の治療でみるみる減っていく中で、唯一の心の支えが彼氏の存在だった。

久々に会った彼氏は、俺が風俗勤めしていることに悩みすぎて随分面立ちが変わってしまっていた。痩せて男前になっていた。こんなに近くに、いい男が居たのに俺はずっと気付かなかったのか・・・ 何だか急にキスがしたくて、彼に何度も「チュウしたい」と強請ったが、「風俗を辞めるまでは、ぼくはキスもセックスもしないよ」と拒否されてしまった。

キスもセックスもしない恋人同士なんて、意味あるのかよ・・・ すぐ傍に居るのに、キスもセックスも出来ないなんて、まるで拷問のようだった。

おまけに俺の唇の両隅には気持ち悪いヘルペスが出来ていて、ドス黒い大きなかさぶたが出来ている。

唇のヘルペスはなかなか治らない。あくびをしても、両隅がピッ!っと切れて、せっかく治りかけたかさぶたが取れかけてまた中から膿が出てくる。一番酷いときは、口を大きく開けられないからスプーンが口の中に入らない。ポテトチップスも一口で食えない。だから物がろくに食えない。

キスもセックスもしないのに何で一緒に居られるんだよ・・・

そんな時、カラオケ店で無職男の彼女にちょっかいを出そうとした派遣社員の友人(男)が殴り殺される事件があった。

そのニュースを見て、俺の彼氏がボソ・・・ っとつぶやいた。「俺も殺したりはしないけど、○○さんが風俗で働いて他の男に抱かれている話を聞くと、それに似たような感情を抱くことはあるよ・・・」

昨日は、用事があるからと、ソファから立ち上がろうとすると、胸を掴まれて無理やりソファの上に押し戻された。上からのしかかってきながら、「男に会うんじゃないの?」と問い詰められたのには驚いた。こんな風に、独占欲丸出しできる男だったっけ・・・?

もっと問い詰められたい、嫉妬されたい、独占欲の鎖で私が身動きできなくなるほどガチガチに拘束してほしい。だから、「私、実は貴方のほかにも男が居るのよ」と、ほのめかすのをやめられなくて、それに悩んで無口に考える彼の横顔を見つめるのも好きだし、「なんでこうなんだ」とあきれる彼の顔も好きだし、彼にあきれられてる自分のだらしなさも嫌いじゃない。でも散々悩んだ挙句やっぱり私じゃないと駄目みたいで、猫のように甘えながら抱きついてくる彼も可愛くてたまらない。

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