【ひかりTV連動企画】J1 8月度MIP受賞インタビュー ディエゴ選手(東京V): 残りの試合、全力を尽くします。チームは必ずJ1に残れると信じています。 [ J's GOAL ]
8月を東京Vは2勝1分1敗で乗り切り、「フッキ・ショック」を引きずることなく新たなスタートを切ることに成功した。今回8月のMIPにも選ばれたその立役者は、今や柱谷哲二監督が「チームの頭脳」と評するMFディエゴだ。熱いハートを感じさせるプレーを見せたかと思えば、ピッチを離れると一転、「日本人らしい」細やかな気遣いもできるブラジル人選手。
インタビューではMIPに選ばれた8月の試合を中心に、日本での成功の秘訣や髪型の秘密まで答えてくれました。
★掲載分はインタビューの一部です。インタビュー全編(動画)はひかりTVで公開予定です。
※視聴にはお申し込み手続きが必要です。詳細はコチラ↓
http://soccer.hikaritv.net/order/
■8月は、チーム全員で戦うことができた大事な1ヵ月でした





ディエゴ選手のインタビュー全編(動画)はひかりTVで公開予定です。詳細は上のバナーをクリック!!
- Q:まずは、8月度MIP受賞おめでとうございます。
- 「ありがとうございます、とても光栄です。ただ、決して自分だけの力ではなく、チームメイトの力もあって受賞できたと思っています。8月はとても大事な月でした。その時の結果がこういう賞に繋がったことを嬉しく思います」
- Q:7月はフッキの退団もあり、不安定な要素を持つ中で迎えた8月でした。
- 「フッキが辞めることは、以前から予兆はありました。でも、人生はそこで終わりじゃない。皆で切り替えていかなきゃいけないということはわかっていました。フッキは去年も今年も重要な選手でしたが、その選手がいなくなることを乗り越えて、チーム全員で戦えた月だったと思います」
- Q:8月の4試合で、ディエゴ選手のゴールは2ゴール(鹿島戦、浦和戦)でした。なかでも、浦和戦での、リズムの良いパス交換から生まれたゴールは素晴らしかったのですが、あのゴールシーンを振り返って頂けますか?
- 「あのゴールは、自分だけではなくチームで決ることができたゴールです。自分から飯尾、大黒と繋いで、最後は大黒がゴール真正面のいいパスを出してくれたので決めることができました」
- Q:その大黒選手や飯尾選手、また平本選手といった前線の選手とのプレーはいかがでしょうか?
- 「フッキが抜けてシステムも変わりましたが、そのシステムにも早く慣れてすぐ順応できました。前に速く、動き回る選手ができたことで、横にしても縦にしても、プレーの選択肢が増えたことは感じています。自分としてはとてもやりやすいですね」
- Q:もうひとつ、8月のディエゴ選手のプレーで印象的なのが、東京ダービーでの、終了間際に那須大亮選手の逆転ゴールに繋がった最後のCKの場面です。
- 「今季FC東京に勝てていなかったので、あの試合は絶対に勝ちたいと思っていました。自分達のペースでやれていい試合ができていたし、あのCKは自信を持って蹴ることができました。その前のミドルシュートがCKに繋がったわけですが、そのシュートとCKに自分の持っている力の全てを注ぎ込みました」
- Q:コーナーフラッグの位置まで、サポーターを両手で大きく煽りながら歩いていきました。どんなメッセージを送っていたのでしょう?
- 「自分の気持ちをサポーターに伝えたかったんです。『一緒に戦って欲しい』と。あの大きな声援が背中から聞こえたから、大きな自信を持って蹴ることができました」
- Q:蹴り出したボールは那須選手にピタリと合いました。
- 「実は那須は見えていなかったんです。『あの辺りに蹴ろう』ということだけを決めてニアに蹴ったらそこに那須が入ってきた。いつもバウル(土屋征夫)や那須が入ってくる位置なので、誰かが入ってくるだろう、と。練習通りの形でしたね。自分はそれを跪いて見ていました。那須には試合後、『俺は知っていたよ、那須が決めるって!!』と言っておきました(笑)」
■日本に来て覚えたことは、「ブラジル人だけど日本人のように生きなくてはいけない」ということです





ディエゴ選手のインタビュー全編(動画)はひかりTVで公開予定です。詳細は上のバナーをクリック!!
- Q:土屋選手がディエゴ選手のことを、例えばチームがうまくいっていないときなどに「何か俺にできることはないか?」と言いにきてくれる、という話をしていました。そして、そんなディエゴ選手を「ブラジル人選手らしくないブラジル人選手だ」と表現しています。
- 「それは本当ですね。日本に来てひとつ覚えことが、『ブラジル人だけど日本人のように生きなければいけない』ということです。日本でプレーをしているのに、頭の中がブラジル人の考え方のままでは絶対にいいプレーはできない。日本の文化を尊重しなきゃいけないと思っています。ブラジル人選手の中には、その文化に馴染めない人もいる。でもJリーグはそんなに簡単じゃないし、それでは難しい。自分でそれに気がついたのは、2005年に一度3ヶ月間Jリーグ(ヴィッセル神戸)でプレーをした時です。2006年に再来日したときはそういう考えができるようになっていました」
- Q:ブラジル人選手と日本人選手の間に立つ役割も果たすことがあるそうですね。
- 「やはりひとつのチームで、日本人選手とブラジル人選手が分かれてしまうようなことがあってはならないと思っています。それでは勝てない。チームはどこにも行けなくなってしまいますから」
- Q:さて、今回はチームが好調だった8月の話を中心に聞いてきましたが、9月は4試合全敗という苦しい月になりました。ディエゴ選手としてはその要因をどのように考えていらっしゃいますか?
- 「8月のような試合の入り方ができなかったのが原因だと考えています。というのは、9月に入ってからは、これが楽な試合だと・・・自分たちは簡単に勝てるんじゃないかという気持ちで試合に入ってしまっている。でも実際は、Jリーグはそんなに簡単じゃない。だからやられてしまいました」
- Q:J1残留への自信は?
- 「先日試合後に『変えられるのは自分たちしかいない』という話をみんなでしました。そして『勝っていくことで絶対にJ1に残れる』という話も。残りの試合、全力を尽くします。チームは必ずJ1に残れると信じています」
■好きな日本語は「落ち着いて」です。イヤなときもありますけど(笑)


- Q:ではここからは、サポーターの方からの質問が届いていますのでお答えください。まずは緑のハートさんからの質問です。髪型はどうやって決めるんですか?
- 「今の髪型(細かく編み込んでいる)はもう3年です。美容院ではなく、友達が家まで来て編んでくれます。時間は2時間くらい。初めてやった時は、髪が短くてエクステンションを付けてからやっていたので、7時間くらいかかりました(笑)。もう伸びたので早いですね」
- Q:頭皮が引っ張られてイライラしないですか(笑)?
- 「初めは引っ張られる感じが慣れなくて『ちょっと待ってくれ』と何度も友達の作業を止めましたよ。今はもう慣れました(笑)」
- Q:次の質問はルークさんからです。好きな日本語を教えてください。
- 「『落ち着いて』という言葉です。日本に来て1番最初に覚えた言葉で、ポルトガル語では『CALMA』と言います」
- Q:「落ち着いて」と言われると落ち着くんですか?
- 「たまに『落ち着いて』と言われることがイヤなこともあります(笑)。特に、試合が白熱している中で『落ち着いて』と言われるのはすごくイヤで、もっとイライラすることがあります(笑)。でも、1番好きな日本語です」
- Q:ありがとうございました。最後に、実はたくさん質問が来ているなかで、1番多かったのが「ずっとヴェルディでプレーしてほしい。してもらえますか?」ということでした。
- 「嬉しいです、ありがとうございます。契約も残っていますので、まずそれを全力で全うしていくつもりです」
以上
取材日:10月6日
取材・構成:高木聖佳
★掲載分はインタビューの一部です。インタビュー全編(動画)は
ひかりTVで公開予定です。
※視聴にはお申し込み手続きが必要です。詳細はコチラ↓
http://soccer.hikaritv.net/order/
★8月度 J'sGOAL月間MIP(9月11日発表)は【
こちら】