アクセス解析を見る限り、好評なのか不評なのか何だかよくわからない「暑苦しい」シリーズですが、今回で5回目、最後になります。
とりあえず、アクセスは日経平均並みに落ちています。
ま、それはいいとして、今回はストック使用時のマナーとか、言い忘れたことをツラツラと書いていきます。
その1
ストックは無くなるもの、もしくは盗まれるもの
おそらく山小屋の人なら「あるあるあるあるある!」とうなずくことでしょう。朝、出発準備を終えたところでストックが無いことに気づき、必死の形相で受付に駆け込んでくるわけです。が、どうしようもありません。
山小屋は朝早くから出発準備で混雑しますし、暗い中で準備をしていると他人様のものを間違って持って行ってしまうコトも多いわけです。
まあ、中にはLEKIの高級品なんか、盗んでいく輩がいるんでしょうねえ・・・・・
というわけで、個室ならともかく、相部屋とか蚕棚の場合は気をつけましょう。どうすればいいかまでは何とも言えませんが、不安なら常に持ち歩くとか、寝床に持って行くとか、鎖を巻き付けて鍵をかけておくとか、他人様に迷惑を掛けない範囲でやっておきましょう。
その2
小屋の中では、ストックをたたんでおく
伸ばしたままのストックを片手で水平に持ち、小屋の中をふらふら歩いている人がいますけど、これが迷惑なんですね。本人が気づかないまま、座って靴紐を結んでいる人の頭をストックの先で突いてしまったり、ハタいてしまったりするわけです。
小屋の中は狭い、ということを、常に思い出していてください。
玄関ホールで靴紐を結ぶときに、やはり長いままのストックを土間に放り出している人がいますけど、混雑している時には跳ね飛ばされたりするわけで、本人にとっても気分が悪いですし、他人にとっては邪魔なわけです。
ストックを小屋の中で伸ばさないといけない、という法律はありません。小屋の中ではストックを一番短いところまで縮めておき、常に垂直に持ちましょう。そして外に出てから伸ばすのがマナーだと思います。誰も言わないですけどね。
その3
伸ばしたままのストックをザックに括りつけて歩かない
岩場や鎖場の通過でストックをしまうのはいいのですが、横着して伸ばしたままにしている人がいます。これは危険ですよ。そんなことするぐらいだったら、ストックを手に持ったほうがいいぐらいだと個人的には思っています。
一方、小屋の中でコレをやる人がいますけど、論外ですね。蛍光灯を割らないうちに、ちゃんとしまいましょう。
その4
草地や軟らかい土を突かない
登山道を部分的に変更したりすると、ストックで集中的につつかれる部分ができたりします。そういうところを数日間観察したことがありますけど、数百人単位で人が通ればバケツ1杯近くの土砂が簡単に流出します。
踏み固められた部分や岩などに突いている限りは大したことになりませんが、弱いところを集中的に突くと登山道がどんどん変化してしまいます。
土が軟らかい部分や草が生えているところには突かないようにするのがマナーと言いたいところですが、バテている人には土も草も関係無い状態の人が多いのが悩みどころです。
その5
高山植物をストックの先でつつかない
「この花は何ていうんですか?」と、ストックの先で花をつつきながら聞いてくる人がいますけど、やめましょうね。花が壊れてしまうかもしれません。また、そんな質問の仕方をしてくるような登山者には何も答えたくない、と、知人のグリーンパトロール隊員も言っています。
その6
ゴムキャップは何とかならんのか
ストックの石突きに装着するゴムですが、これが登山道にいくらでも落ちているんですね。まともにストックを使ったことがないのでわかりませんが、そんなに取れやすいものなのでしょうか。
ゴムキャップは登山道保護にいいのかもしれませんが、私が見る限り単なるゴミの原因ですね、このままでは。
一般のお客さんもよくコレを拾ってきては「落とし物です」と言って預けてくるのですが、落とし主を捜すほどのことではないので面倒です。
その7
岩場や鎖場ではストックをしまう
何度も同じコト書いていますが、ストックを持ったまま岩場や鎖場を通過するのは遭難の原因になるだけではありません。
岩場の直下にある急斜面へ降りていくと、よく転がっているんですよ、風化したストックが・・・・・
今年も牛首の岩場で見つけましたけど、きわどい場所だったのと、死亡事故現場の隣だったのでビビってしまい、取りに行くのをあきらめました。
というわけで、自然界にゴミをまき散らさないためにも、ストックはちゃんとしまって行動しましょう。

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とりあえず、アクセスは日経平均並みに落ちています。
ま、それはいいとして、今回はストック使用時のマナーとか、言い忘れたことをツラツラと書いていきます。
その1
ストックは無くなるもの、もしくは盗まれるもの
おそらく山小屋の人なら「あるあるあるあるある!」とうなずくことでしょう。朝、出発準備を終えたところでストックが無いことに気づき、必死の形相で受付に駆け込んでくるわけです。が、どうしようもありません。
山小屋は朝早くから出発準備で混雑しますし、暗い中で準備をしていると他人様のものを間違って持って行ってしまうコトも多いわけです。
まあ、中にはLEKIの高級品なんか、盗んでいく輩がいるんでしょうねえ・・・・・
というわけで、個室ならともかく、相部屋とか蚕棚の場合は気をつけましょう。どうすればいいかまでは何とも言えませんが、不安なら常に持ち歩くとか、寝床に持って行くとか、鎖を巻き付けて鍵をかけておくとか、他人様に迷惑を掛けない範囲でやっておきましょう。
その2
小屋の中では、ストックをたたんでおく
伸ばしたままのストックを片手で水平に持ち、小屋の中をふらふら歩いている人がいますけど、これが迷惑なんですね。本人が気づかないまま、座って靴紐を結んでいる人の頭をストックの先で突いてしまったり、ハタいてしまったりするわけです。
小屋の中は狭い、ということを、常に思い出していてください。
玄関ホールで靴紐を結ぶときに、やはり長いままのストックを土間に放り出している人がいますけど、混雑している時には跳ね飛ばされたりするわけで、本人にとっても気分が悪いですし、他人にとっては邪魔なわけです。
ストックを小屋の中で伸ばさないといけない、という法律はありません。小屋の中ではストックを一番短いところまで縮めておき、常に垂直に持ちましょう。そして外に出てから伸ばすのがマナーだと思います。誰も言わないですけどね。
その3
伸ばしたままのストックをザックに括りつけて歩かない
岩場や鎖場の通過でストックをしまうのはいいのですが、横着して伸ばしたままにしている人がいます。これは危険ですよ。そんなことするぐらいだったら、ストックを手に持ったほうがいいぐらいだと個人的には思っています。
一方、小屋の中でコレをやる人がいますけど、論外ですね。蛍光灯を割らないうちに、ちゃんとしまいましょう。
その4
草地や軟らかい土を突かない
登山道を部分的に変更したりすると、ストックで集中的につつかれる部分ができたりします。そういうところを数日間観察したことがありますけど、数百人単位で人が通ればバケツ1杯近くの土砂が簡単に流出します。
踏み固められた部分や岩などに突いている限りは大したことになりませんが、弱いところを集中的に突くと登山道がどんどん変化してしまいます。
土が軟らかい部分や草が生えているところには突かないようにするのがマナーと言いたいところですが、バテている人には土も草も関係無い状態の人が多いのが悩みどころです。
その5
高山植物をストックの先でつつかない
「この花は何ていうんですか?」と、ストックの先で花をつつきながら聞いてくる人がいますけど、やめましょうね。花が壊れてしまうかもしれません。また、そんな質問の仕方をしてくるような登山者には何も答えたくない、と、知人のグリーンパトロール隊員も言っています。
その6
ゴムキャップは何とかならんのか
ストックの石突きに装着するゴムですが、これが登山道にいくらでも落ちているんですね。まともにストックを使ったことがないのでわかりませんが、そんなに取れやすいものなのでしょうか。
ゴムキャップは登山道保護にいいのかもしれませんが、私が見る限り単なるゴミの原因ですね、このままでは。
一般のお客さんもよくコレを拾ってきては「落とし物です」と言って預けてくるのですが、落とし主を捜すほどのことではないので面倒です。
その7
岩場や鎖場ではストックをしまう
何度も同じコト書いていますが、ストックを持ったまま岩場や鎖場を通過するのは遭難の原因になるだけではありません。
岩場の直下にある急斜面へ降りていくと、よく転がっているんですよ、風化したストックが・・・・・
今年も牛首の岩場で見つけましたけど、きわどい場所だったのと、死亡事故現場の隣だったのでビビってしまい、取りに行くのをあきらめました。
というわけで、自然界にゴミをまき散らさないためにも、ストックはちゃんとしまって行動しましょう。
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どの話もまったく同感!
道具って正しく使ってこそですよね。
札幌近郊の1時間半程度で登れる山でも、
ダブルストックでガツガツ登ってる人を見かけます。
しかもスキーストックで。
なんとかならないものかと思いますが…。
先日北アルプスに行きよりアンチストッカー?!になってきました。
使わないストックを水平に持って大きく手を振って歩く人。
腕のトレーニングしているのかと思いました。
危ないし・・・。
手を広げてダブルストックで歩く団体。
あまりの遅さに抜かしたくても
そのダブルストックで道幅すべてを占領されて追い越せない。
使うのと同じレベルで「しまうこと」をよく考えて欲しいですね。
自分の安全はもとより
他人の安全にもつながるマナーであることを
わかって欲しい・・・。
痛々しい登山道の崩壊を見ながら
いろいろ思いつつ歩いてきました。
日頃思っていることをシリーズで書いていただて
なんだか溜飲が下がる思いでした。
ありがとうございました。
南アルプスでのダブルストック率が高く感じたのはたまたまなんでしょうか?地域性があるのですかね。
わたしは上りでは使用しない、ロングな下山時に使用。岩場ではたたむスタイル。一人で行くことが多いので勝手きままにできますが、集団だと自分だけロスタイム作れなくてできないのかもしれませんね。
でも手があいていると岩を掴んで「ファイト〜一発!!」みたいなどっかのCMみたいで楽しいのも感じれていいですね。直に岩や土に触れるとお山ともっと仲良くなれる気がします。お尻から降りる時でも・・
個人的には、末永く山や自然を楽しみたいなら、老若男女問わずもっと多くの人がストックを利用するべきだと思います。
大昔の登山では杖と斧を持っていましたが、それが一つになって長いピッケルが誕生し、近年ストックと短いアックスに分かれて来ています。夏山ハイキングにはピックの部分は要らないので、ストックだけが残ったのでしょう。
日本にも「転ばぬ先の杖」と言う言葉があり、短期的な「ただ転ぶ」と言う意味もありますが、長期的に「転ぶ」=「膝や腰を痛める」と言う事を、歩く機会が多かった昔の人は経験的に知っていて、錫杖や金剛杖を使っていたのでしょう。
マナーについては、どうにかならないものかと思う事があります。豊後さんのように具体的な意見を出してくれる人と、それに建設的な意見を出す人たちがもっと必要なのかなとも思いました。
しかし最近、あきらかに経験の浅い人が愚痴的にマナーについて語る記事もあって、それを読んで誰かが真に受けてしまうのは危険だと思います。難しいです。
いちおう、このシリーズはストック使用に反対という主旨ではないのです。きついこと書いてますけど、基本的には「使うも使わないも自由」であり、ただ問題点が多くあるよ、というわけです。
>むかしむかしさま
今回はダブルストックを使う人のマナーについて語っていますが、マナーが悪い人がいるのは、手ぶらで登っている人もまた同様です。マナーについても他の記事であれこれウンチク垂れていますので、参照してみてください。
>mumuさま
ダブルストック率が高いのは、南アルプスに限らないような気がしますね。どこでも普通に見かけるというか、ストックを持っていない方が少ないのかもしれません。
そういえば集団時のストック利用についても語ろうと思っていて、すっかり忘れていました。あと1回だけ、短いのを書くことにします。
>kobaさま
やはり、このあたりが見解の違いなんでしょうか
>末永く山や自然を楽しみたいなら、老若男女問わずもっと多くの人がストックを利用するべきだと思います。
私の先輩連中には地元北アルプスで何十年と登り続けている人が多いのですが、ストックユーザーは多くありません。ですから、ストックを利用することで膝への負担をやわらげて、将来も登れるようにしようという論に対して、少々疑問を感じるのです。果たして、それほど効果的なのかなあ、と。
「転ぶ」ことを重ねることによって膝や腰を痛めるとされていますが、それはちょっと違うと思います。痛めるほど転倒する人は、バランス等に問題ありすぎで、正直、山登りをしてはいけないレベルです。転倒を防ぐのは杖やストックではなく、確実に安全なフットホールドを見極める目です。
軽量ながらボッカでしたので私もストックを使いました。
空身と同じように大股歩きができるので、歩くのが楽というか スピードUPできます。
私はなだらかな登山道・雪面ではストックが楽だと思ってます。
で、いました、危なげな人。
黒ダイヤ社のアンチショックストックを持っていましたが、グリップが胸より上にあり、ぶら下がるみたいにして下っている男性。
ストック握ったたまま 足は前へ滑って後ろへスっ転んでました。
ゴムキャップはちゃんと取り付ければはずれません。
たぶんストック引きずり回しの刑が原因かと。