サブカテゴリー

夜の街でバカ話&外食しまくりの麻生首相

 4度目の自民党総裁選で勝利し、念願のトップに立った麻生太郎首相。一般紙の政治面に載る「首相動静」を見ると、最近の首相に比べて夜の外食の多さが突出している。自民党関係者は「昔から外食が多く、若手議員や番記者を引き連れて日が変わるまで飲んでいた」と話しており、就任後も傾向はあまり変わっていないようだ。夜の街を出歩くと、バッタリ麻生首相に出会うかも?

 “投げ出し組”の安倍晋三元首相、福田康夫前首相の就任1カ月間の外食回数はそれぞれ4回、3回。独身の小泉純一郎元首相は10回を数えた。麻生首相は13日までの就任20日間ですでに15回。安倍、福田両政権は短命に終わったが、5年以上も首相の座に君臨した小泉氏の外食が多いことを考えると、麻生首相も長期政権を築く!?

 麻生首相が行く店はさまざま。多くは古くからある高級店で、東京・銀座の仏料理店「ペリニィヨン」や虎ノ門のホテルオークラ内にある中国料理店「桃花林」など、1人の予算が軽く数万円を超える店だ。だがその一方、2日に訪れた六本木の飲食店「馬尻(まじり)」は価格も手頃な昔からの常連店。サラダやつまみが数百円で、スパゲティ類は1000円前後。出身地福岡の名物、めんたいこ入りの玉子焼きがお気に入りだという。

 好物はグラタン。自民党麻生派の薗浦健太郎衆院議員(36)は「総裁選中、事務所での食事の3回に1回はグラタン。熱い物は苦手で、必死にフーッフーッとやりながら食べていた」。体調管理には当然気を使い「生モノはほとんど食べない」。支援者が寿司を食べていても、1人おかゆを食べていたという。

 豪快に酒を飲むイメージもあるが、酒量は少なめ。1度の食事でグラス半分のビールに日本酒1合程度だ。薗浦氏は「酒を飲むために会話があるのではなく、しゃべるためのお供にお酒がある」と説明。政治の話はせずバカ話や雑談がほとんど。「首相になってから選挙のセの字も解散のカの字も聞いたことない」。

 首相就任後、12日までに東京・内幸町の帝国ホテルにある会員制バー「ゴールデンライオン」を3度訪れた。営業上はバーという形態だが、ホテル内のレストランから“出前”が可能。同席者に好きな物を食べてほしいという心遣いから利用しているようだ。ただ、会員制のため誰が同席しているかはナゾ。番記者の間からは「政局をめぐり誰かと密会しているのでは」との声も出ている。

 首相経験者の関係者は外食回数の多さについて「“解散政局”で混乱している中、いろんな人と密会していると見た方が自然」と指摘。「会員制バーでなくホテル内のレストランなどでも、番記者の目を欺くことは可能だ」。会食相手を知られない対策として(1)予定時間より早く店内に入れ、終了後は番記者らが首相についていなくなるのを確認してから退店(2)調理場近くなど複数ある従業員専用出入り口を利用−−などを挙げ「やり方はいくらでもある」。打ち合わせ頻度の関係上、正副官房長官、秘書官の「首相動静」登場回数は圧倒的に多いが、「“動静”に表れない、隠れている人はいるものだ」と話した。

[ 2008年10月14日 ]

ニュース

クイックアクセス

スポニチ てれびぃ

教えて!スポニチ

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲