プロ野球阪神の岡田彰布監督(50)は12日、スカイマークスタジアムで今季最終戦の試合前、南信男球団社長と会談し、辞意を伝えた。球団は慰留に努めるが、同監督は「まず勝てなくて申し訳ないと伝えた。(慰留にも)もう決めていること」と話し、辞任の意思は固そうだ。
阪神は開幕から首位を走り、7月上旬には後続に13ゲーム差をつけた。8月下旬には坂井信也オーナーが口頭で来季続投の意向を伝えた。だがシーズン終盤に失速し、今月10日には巨人が逆転優勝を決めた。11日には岡田監督が選手らに辞意を表明していた。
南社長は「こういう結果になったけじめ、責任感ということだった。彼1人の責任じゃない」と話し、今後も慰留を続けていく考えを示した。また坂井オーナーも神戸市内で「監督の話を聞いて、思い直してもらうように話をしたい」と語り、13日以降に直接会談の場を設けることを明かした。