韓国警察、日本人貸金業者を捜査

　韓国警察当局は１３日、資金不足の中小企業などに違法な高利で金を貸し付けていたとして、貸金業法違反容疑で同日までに韓国人のヤミ金融業者（３４）を逮捕、この業者に資金を供給していたとして、仲間の日本人貸金業者（３９）ら日本人２人の韓国からの出国を禁止する措置を取ったと発表した。

　警察当局によると、日韓の業者は共同で貸金事務所を運営。韓国人業者の部下２０人以上も同容疑で摘発され、貸付総額は約７３０億ウォン（約５９億円）に上る。聯合ニュースは、韓国で最大規模の不法貸し付け事件としている。

　韓国人業者らは２００３年からソウル市内の３カ所で無登録の貸金事務所を運営し、中小企業約千社に年利５８０％で貸し付けた疑い。脅迫まがいの取り立てを行い、返せない者には別の事務所から借りて返すように求めていた。（共同）