あらすじ
少し肌寒くなってきて秋が終わりを告げる
この街は冬を迎えていた
オレ、鳴神葵(なるかみあおい)は普通の日常を過ごしていた
朝になれば
ブラコン気味の妹かしょっちゅう泊まりに来てる妹の友達が起こしに来て
昼になれば
男友達で変態の親友に心やさしいおっとり少女そして殺人パンチが得意な剣道少女と他愛もない話で盛り上がり
放課後になれば
いたずら大好きな先輩に絡まれたり、ある日突然懐いた小動物系少女と戯れる
そんな日常
刺激的なわけではないけど
それでも楽しい毎日を送っていた
そんなある日
物語は突然動き出す
日常が日常でなくなった
最初で最後の日々が始まり
オレは
一生で
一番大切な冬を迎える
鳴神 葵 (なるかみ あおい)
本編の主人公。変わったことというと、気づいたときから両手首についている腕輪と妙に武道全般が強いということ。そのほかはごく普通の青年。
イシュタル・アイン・ハート(愛称 シルフィー)
基本的におだやかで心やさしい女の子。わけあって神父様とともに教会で暮らしている。
そのため、神父様のことを本当の父親のように慕っている。日々シスターのように過ごしている。大食いなのが欠点といえば欠点。
鳴神 美月(なるかみ みつき)
両親不在の鳴神家を守る葵の実の妹。料理洗たくをそつなくこなすくせに、掃除だけはからっきしできない。
かなりのブラコンでしょっちゅ葵にひっついている。たまに一緒に寝よ♪とか言い出す始末。うさぎの着ぐるみのようなパジャマを愛用。
如月 悠(きさらぎ ゆう)
葵のクラスメイトにしてシルフィーの親友。剣道の達人で部内ではエースを務めるほど。なんでも他校にファンクラブがあるとか。
本人はがさつな性格を気にしていて、女の子らしく振舞いたいと思っていたりする。
水無川 沙雪(みなしがわ さゆき)
とにかくつかみどころのない女の子。美月とはかなり仲良しらしい。両親が家をよく空けることもあり、しょっちゅう鳴神家に泊まりに来ている。
クールで無口だが、楽しいことは大好きなようです。
榊 遥(さかき はるか)
容姿端麗、成績優秀で学園のマドンナ的存在。男どもの憧れの的。しかし、それは間違いで実はいたずら大好きな茶目っ気の強い人。
たまたま知り合った葵をからかう相手と認めたようで、素の姿を見せている。
漣 あかり(さざなみ あかり)
ある日突然葵に「守ってほしい」と泣きついてきた女の子。守ると約束してあげると、かなり懐いた小動物系少女。
一見して幼女だが、葵のひとつ下。一人称がボクの不思議な子。