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つがる西北五広域連合:五所川原に中核病院 自治体病院再編策決まる /青森

 自治体病院の再編策を検討してきた「つがる西北五広域連合」(連合長、平山誠敏・五所川原市長)は9日、救急医療や手術などができる「中核病院」を五所川原市民文化会館跡地に新設し、入院が可能な「サテライト病院」を公立金木病院(五所川原市)と鰺ケ沢中央病院にするほか、「無床診療所」をつがる市成人病センターと鶴田中央病院(鶴田町)にすることを決めた。地域医療の維持に向け、病院の広域的再編の枠組みが決まったのは県内では初めて。

 医師不足と財政難に苦しむ五所川原、つがるの2市と鰺ケ沢、深浦、鶴田、中泊の4町が同連合を作り、再編の枠組みや中核病院の場所などを検討していた。しかし、つがる市成人病センターと鰺ケ沢中央病院のどちらをサテライトにし、無床診療所にするかで結論がなかなか出ずにいた。今後、再編策は各自治体の議会で審議されるが、否決する議会があれば計画はなくなるという。同連合は13年度までに中核病院を開設したい考えだ。【山本佳孝】

毎日新聞 2008年10月10日 地方版

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