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三浦元社長、見回り10分後に異変 ロス市警会見

2008年10月12日19時54分

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写真三浦元社長の自殺を発表するロサンゼルス市警のベック捜査部副部長。右はジャクソン捜査官=同市警本部、堀内写す

写真自宅を出る三浦和義元社長の妻・良枝さん=12日午後0時20分、神奈川県平塚市、林敏行撮影

 【ロサンゼルス=堀内隆】81年のロサンゼルス銃撃事件に関与した疑いで逮捕された元会社社長、三浦和義容疑者(61)=日本で無罪確定=の自殺について、ロサンゼルス市警は11日朝(日本時間12日未明)に記者会見し、自殺しているのが見つかったのは留置場の見回りのわずか10分後だったことを明らかにした。

 同市警によると、同市警の規定で留置場の見回りは30分間隔で行っていたが、係官が定時の見回りを行った10分後の10日午後9時45分ごろ三浦元社長の異変に気づいた。一見して遺書と分かるものは残されていなかった。

 会見には、20年間、捜査を担当してきた市警未解決事件捜査班のリック・ジャクソン捜査官も同席したが、自殺の理由や捜査を断ち切られた心境を問われても首を振って回答を拒否。ベック副部長が「まだ調査の初期段階で、感想を聞くのは時期尚早だ」と引き取り、会見は10分強で打ち切られた。

 三浦元社長の遺体は11日、ロサンゼルス郡検視局に移された。最終的な死因特定作業が行われた後、遺体は遺族に引き渡される。

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