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伊江村に医師2人赴任 若い力に村民も期待2008年10月13日

10月から伊江村立診療所に勤務している井口梓医師=10日、同診療所
伊江歯科医院に勤務する神下太一歯科医師=10日、同医院

 【伊江】10月から伊江村立診療所と伊江歯科医院に島の医療を支える2人の医師がやって来た。
 村立診療所に勤務する井口梓医師(28)は兵庫県尼崎市出身。大阪医科大学卒業後、豊見城中央病院の内科後期研修医を経て、伊江村に赴任した。
 大学在学中に古典舞踊や歌・三線を習い始め、今年9月の第43回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)で、歌・三線部門最高賞を獲得した。昨年は舞踊で優秀賞を獲得している。
 井口医師は「ゆり祭りで島の良さに感激し伊江島にやって来た。離島医療の現状について所長の諸見先生の下で学びたい。伊江島独特の芸能や文化にも興味があるので、村民と交流を深めたい」と意気込んだ。
 伊江歯科医院の神下太一歯科医師(28)は愛知県小牧市出身。福岡県立九州歯科大学歯学部卒業後、2005年4月から県内の大学病院や歯科医院で勤務し伊江村に赴任。昨年結婚し、現在は単身で生活している。神下歯科医師は「前任の安里先生のように長い期間、村民のために貢献できるよう頑張りたい。来年4月からは妻も歯科医師として勤務するため、スムーズな診療と院外での活動も積極的に行っていきたい」と抱負を語った。2人の若い医師に村民も信頼と期待を寄せている。(金城幸人通信員)


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