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韓国株:額面割れが続出

 世界的な金融不安を受け、韓国株式市場では株価が額面割れの水準まで下落する銘柄が続出している。

 証券先物取引所によると、10日大引け時点で有価証券市場(メーンボード)の110銘柄、店頭市場コスダックの133銘柄が額面割れを起こした。上場銘柄数に占める額面割れ銘柄は、有価証券市場で11.85%、コスダックで12.74%に達した。

 有価証券市場では一時流動性危機が指摘されたC&重工業、C&商船、C&友邦などC&グループが額面割れまで下落。アシアナ航空とKTB投資証券も額面の5000ウォンを割り込んだ。

 売れ残り物件の増加など建設景気の低迷が避けられず、瑞光建設、碧山建設、新星建設、盛源建設、韓一建設、コーロン建設、聖志建設など中小型の建設株も株価が急落し額面を下回った。このほか、第一貯蓄銀行、ソロモン貯蓄銀行、振興貯蓄銀行などの貯蓄銀行株も額面を下回った。

 コスダック市場で額面割れを起こした133銘柄のうち119銘柄は額面が500ウォンに満たないにもかかわらず、それを下回った。ST&I(75ウォン)、イノビッツINC(80ウォン)、DSP(85ウォン)など100ウォンを割り込む銘柄も出た。

 ファントム・エンターテインメント・グループ、エバーリソース、韓国ハイネットなど減資を決定した銘柄も株価が額面割れを起こした。

崔炯碩(チェ・ヒョンソク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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