2008.10.10 Web posted at:  21:33  JST Updated - AP
サイエンス

サメの「処女受胎」を確認、2例目と 米バージニア水族館

写真
インド洋を泳ぐカマストガリザメ

バージニア州リッチモンド(AP) 米バージニア州のバージニア水族館で、オスがいない状態でメスのサメが妊娠していたことが判明し、子供は無性生殖による結果だっと確認できたとする研究結果が、専門誌に10日、発表された。サメの「処女受胎」は、2例目の報告になるという。

バージニア水族館では16カ月前、メジロザメの仲間「カマストガリザメ」のメス「ティドビット」が死んだ。2007年5月まで、同水族館が8年間飼育してきたが、健康診断の結果、安楽死処分となっていた。

処分後、「ティドビット」を検死したところ、胎内に赤ちゃんがいたことが判明。ティドビットは同水族館で暮らした8年間、オスとの接触はなかったため、無性生殖による妊娠なのか、他種のサメのオスとの間にできた子供なのか、不明だった。

しかし、胎内の子供のDNAを詳しく調べたところ、オス由来の遺伝子が見つからず、無性生殖だったことが判明した。

これまでにサメの無性生殖は、2001年にネブラスカ州オマハにある動物園で、ウチワシュモクザメで確認されている。

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