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三浦元社長の義理の息子、自殺に疑問

 81年のロサンゼルス銃撃事件で今年2月に逮捕され、米自治領サイパンからロスに移送された三浦和義元会社社長(61=日本では無罪確定)がロス市警の留置場で自殺した件で、元社長の義理の息子が12日、遺族側がロス市警に対し、死の“真相”についての正式な回答を求めることを明かした。息子は元社長の性格や直前の様子などから、突然の死が「自殺」とされていることについて、疑問を抱いていることを告白。息子と妻ら親族はこの日夕、現地ロスに向かった。

 義理の息子は12日、元社長の死が「自殺」とされていることについて、疑問の気持ちを抱いていることを明かした。近日中に、元社長の死亡現場でもあるロス市警に直接行き、市警に対し「死の真相」についての正式な回答を求めるという。息子は「まだロス(市警)から正式な報告は受けていない。(死亡した留置場内は)ああいうことがあってはならない場所。まずは現場に行き、(ロス市警に)ちゃんとした回答を求めたい」と話した。

 息子は9日に元社長と話したばかりという。その時の前向きな言動や、死亡直前の様子などから自殺するとは思えなかったといい「サイパンでも『ロスで闘う』と言っていた。周囲も、いい方向に進むという前提で支援に動いていた。(死亡する)数時間前も、本の差し入れの件や、食事のアレルギーがある話などを現地の弁護士と相談していた。その直後に自殺するとは考えづらい」と述べた。

 あらためて「自殺するような人ではない、とコメントしている知人が多いが」と聞くと、息子は「私もそう思っています」と答えた。ただ「真相」はどうだったと思うか、という質問には「推測で言うことはできません」と冷静に話した。

 妻や息子ら親族は12日夕、成田空港から遺体があるロスに向け出発した。成田空港には報道陣が集まったが、妻は終始無言。疲れた様子で、うつむきがちのまま機内に向かった。

 ロス市警は現地時間11日午前(日本時間12日未明)、市警で会見し、今後自殺の動機などを本格的に捜査することを明らかにした。市警によると、30分ごとの留置場の定期巡回が行われた約10分後、係官が元社長の独房を通り掛かり、シャツで首をつっているのを発見。定期巡回時は変わった様子はなく、市警は収容前に精神状態を調べるためにいくつかの質問をしたが「自殺する客観的な兆候は見られなかった」という。

 留置場は部分的にビデオで監視されていたが、自殺を防ぐための特別な態勢は取っておらず、独房内までは監視されていなかった。市警刑事部門の責任者、ベック副本部長は遺書の存在について「明らかな遺書はなかったが、現場を調べている。独房内のすべてのものを検証している」と話すのみで、詳細な状況は依然不明なままだ。遺体はロス郡検視局で現地時間12日以降に司法解剖される予定。

 元社長の公式サイトには日本時間12日朝、親族とみられる人が「なぜ。悔しく無念な気持ちでいっぱいです」と書いた。

 [2008年10月13日9時56分 紙面から]


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