2008年10月13日 10時17分更新
倉敷市は市内の美観地区の景観を守るため美観地区から見える範囲での高層ビルの新たな建設を制限することなどを盛り込んだ計画の素案をまとめ、市民から意見を聞いた上で来年度中に条例として制定したいとしています。
倉敷市の美観地区は、法律や条例によって景観を大幅に変更することが禁じられていますが、規制が及ぶ範囲は美観地区のなかに限られていました。
倉敷市が新たにまとめた計画の素案では美観地区から見える範囲での高層ビルの建設を原則として認めず、ビルが街並みに調和するデザインの場合にのみ、例外として地元の住民や専門家などでつくる審議会で審議して建設を認めるかどうか決めるとしています。
倉敷市では計画の素案を市役所の本庁や支所などで来月10日まで公開し、地元での説明会などを通して市民から意見を聞いたうえで来年度中に条例として制定したいとしています。