【2008年10月13日05時23分 更新】


1.株900円近く下落・県内では
 (10/10 19:00)

東京株式市場の平均株価は、大幅安で取り引きを終え、9日より900円近く安い、8千円台の終値となりました。県民からも、日本経済への影響を懸念する声が相次ぎました。10日の東京株式市場は、ニューヨーク市場の株安や円高などで売り注文が殺到し、大幅安で取り引きを終えました。10日の日経平均株価の終値は、9日に比べ、881円6銭安の8千276円43銭で、下落率は過去3番目の9.62%を記録しました。(県民)「どこまで下がるかというのは、日本経済全体として深刻ですよね。」「日本の景気をこのまま悪くしてもらうと困る。円高も問題になっているので、政府になんとかしてもらわないと。」10日は、東京に本社のある大和生命保険が、東京地裁に更生特例法の適用を申請したことも、市場への不信感に追い打ちをかけたとみられ、県内の証券会社にも問い合わせが相次いだということです。


2.延岡で「鮎やなオープンセレモニー」
 (10/10 18:59)

延岡市では、10日、秋の風物詩、「アユやな」のオープンセレモニーが行われました。「アユやな」は、産卵のため川を下るアユの習性を利用した伝統的な漁法で、延岡の「アユやな」は、日本屈指の規模を誇っています。今年も、五ヶ瀬川水系の2か所で、10月1日からアユやながオープンしていて、このうち、延岡市大貫町の「延岡水郷やな」では、10日、関係者が参加してセレモニーが行われました。今年は、台風の影響で川の水かさが増し、アユやなの完成が例年よりも遅れていますが、出席者たちは、一足先にオープンした食事棟でアユ料理を堪能しました。(延岡水郷やな・花畑孝雄さん)「うちに来ていただければ、塩焼きや味噌焼き、いろんな他の料理でもおいしく食べられると思うので、堪能していただきたい」「アユやな」をめぐっては、昨シーズンに利用者からの問い合わせが相次いだことを受けて、延岡市観光協会や設置者では、今年、天然物の漁獲量が減少している事や、養殖物を使用している事などを記した看板を設置し、利用者に理解を求めています。利用者には、「安心して食べられる」と好評だという事で、延岡市観光協会やアユやなの設置者は、「天然物が入った時は全てを提供するなど、今後も、利用者に喜んでもらえるよう頑張っていきたい」と話していました。アユやなは、12月7日まで行われます。


3.官製談合・安藤被告公判、天の声を否定
 (10/10 18:59)

県の官製談合事件で、前知事、安藤忠恕被告に対する被告人質問が10日、宮崎地裁で行われ、安藤被告は、「受注指示はしていない」と、改めて関与を否定しました。安藤被告は、東京のヤマト設計に、県発注の設計業務を受注させようと、部下に『天の声』を出して、業者に談合させたとして、競売入札妨害など3つの罪に問われています。10日の被告人質問で、安藤被告は、ヤマト設計が落札・受注できるよう指示したとされる点について、「私は受注指示をしていない、元出納長ら部下が勝手にやったと思う」と述べ、『天の声』を出したことについて、改めて関与を否定しました。次回公判は、10月17日に開かれます。


4.高校生に自転車の安全教室
 (10/10 19:04)

正しい交通ルールを身につけてもらおうと、宮崎市では10日、キャンペーンや、安全教室が繰り広げられました。宮崎市の日向学院高校では、自転車の安全運転教室が開かれ、全校生徒約520人が参加。まず、警察官から、県内の自転車事故では、高校生の事故が全体の20%を占めていることなどが紹介されました。続いて、安全運転アドバイザーをつとめる自動車学校の指導員が、傘差し運転が危険なことなどを、説明しました。(生徒は)「マナーを守ってしっかりと乗りたいと思います」「周りの人を良く見て、スピードを出さずに、気をつけて乗ろうと思いました」日向学院高校では、全校生徒のうち7割の生徒が、自転車で通学していているということです。


7.ピンクリボン運動街頭キャンペーン
 (10/10 18:59)

乳がんの撲滅を訴える、ピンクリボン運動の街頭キャンペーンが、10日、宮崎市でありました。ピンクリボンは、乳がんの早期発見や早期治療の重要性を訴える、世界共通のシンボルマークです。キャンペーンは、乳がん月間である10月に毎年行われているもので、10日は、宮崎市の橘通りで、検診を呼びかけるリーフレットなどが配られました。乳がんは、日本人女性の20人に1人がかかると言われていて、30代から患者数が増え始め、40代後半がピークになっています。早期発見すれば、90%以上の人が助かると言われていますが、県内の乳がんの検診率は14.5%と、全国平均より低いのが現状で、県内では平成18年に、約100人が乳がんで亡くなっています。主催者側では、こうしたキャンペーンを通して、多くの女性に、乳がん検診の大切さを知ってほしいとしています。