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救済法成立後、全国各地で「薬害なのに証拠が無い。肝硬変、肝癌にまで至ってしまい、時間との闘いなのに、国は何もしてくれない。悔しい。」という声をたくさん聞いて参りました。

私は、ただ「一緒にこれから頑張りましょう。」としか言えず、歯がゆい思いでした。
薬害肝炎の闘いでも、最終的なツメの段階では官僚との闘いでした。
薬害に限らず、根源を同じとする問題は社会に溢れています。

そして、救えるはずの命が救えない社会に憤りを感じてきました。
根源を正さない限り、今の体制を変えない限り、例え薬害を根絶出来たとしても、
このような悲劇は形を変えては現れ、繰り返されるのではないか。

一部の人間の利益の為に、真っ当に生きる大勢の人が犠牲になることが許せない。
行政による犠牲者を無くしたい。

その思いは、ひと時も私の頭から離れることはありません。

不肖の私に何ができるのか?
愛する人や家族の為に一日でも長く生きたい。
そう切望しながら、家族と別れなければならなかった方たちと、これまでたくさんお会いしてきました。
最早、一刻の猶予もありません。
これまで多くの方に支えて頂き、育てて頂きました。
つないで頂いた私の未来と命をどう使うべきか。

悩みぬいた末、政治活動に入ることをを決意致しました。

今なら救える命がある。そして今しか救えない命がある。
多くの命を奪うのも、多くの命を救うのも政治の力だと痛感いたしました。

そして、国民と政治家が一緒になって問題にむかうことが必要だとも感じました。
本来政治とは、命を救う尊い使命を持ったものだと思います。
これからの人生、命で命を繋いでいく生き方が出来たらと思います。

命を守るお手伝いがしたいです。

精一杯、頑張らさせて頂きたいです。
平成20年9月
福田 衣里子
 
 
 
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