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【千葉】

東葛飾、葛南4市 68%が政令市移行賛成

2008年10月10日

 市川、船橋、松戸、鎌ケ谷の四市でつくる「東葛飾・葛南地域四市政令指定都市研究会」は七−九月にかけ、船橋、市川両市で開催されたイベント会場などでアンケートを実施し、回答者の68%が合併・政令市移行に理解を示していることが分かった。

 市民まつりなど三つのイベント会場に加え、船橋市内に調査場所を設け、研究会を構成する四市の市民を対象に聞き取り調査を行った。計七百九十七人が回答した。

 合併・政令市移行に賛成したのは「どちらかといえば賛成」を含め五百四十三人で68・1%、反対は「どちらかといえば反対」を含め二百三十六人で29・6%だった。

 複数回答で聞いた賛成の理由は、(1)職員数削減と行政スリム化(百十人)(2)行政サービスの向上(九十九人)(3)財源拡充による財政の安定(九十八人)。一方、反対の理由は、(1)現在の市に愛着がある(六十人)(2)行政サービスの低下(四十三人)(3)福祉などのサービス低下(三十五人)。

 合併の組み合わせは八十七人が選んだ船橋と市川がトップ。次いで船橋、市川、浦安の五十八人だった。研究会を構成する四市の組み合わせは十九人だけで、市川会場で選んだ市民はいなかった。

  (林容史)

 

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