溶接技術 投稿者:ロッド 投稿日:2008/10/05(Sun) 13:07:45 No.1702 | |
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titanさん、皆さん、こんにちは。 先日の10cm屈折用鏡筒バンドですが、この芸術的な溶接はtitanさんの作品です。昨年アストロ光学ジャンク市の際にご自宅を訪問していただいた物です。お土産いろいろ持参したら、帰り際に思いがけないプレゼントでした。元々はご自分で使おうと思って製作したらしいですが。(大変多忙な方なので、こちらからお願いするなんて申し訳ない)titanさん、誠にありがとうございました。
私は溶接の経験が無いのでわかりませんが、これはかなりの難物だったそうですね。アルミの溶接は不活性ガス(アルゴン)を使用する専用の溶接機が必要です。200V電源も導入しなければなりません。
この鏡筒バンドは鋳物なので、通常は溶接不可能と言われていますが、見事に溶接されています。しかも厚みが薄いので難しかったと思います。溶接というのは母材と溶棒を熱で溶かして接合するのですが、裏から見ると母材はほとんど溶けていないように見えます。肉盛りがしっかりされて非常に強固に接合されていますが、この肉盛りは溶棒によるものなんですね。溶棒の選定は難しいでしょうし、お値段も高いらしいですね。
プレートの素材はバンドとは性質が違うはずですが、プレート側が先に溶解して接合されたのでしょうか?バンド側は熱で溶けて変形した形跡が無いのです。溶接したら溶けて形が歪んでしまったという話を聞いたことがありますが、狂いがまったくないのです。素晴らしい技術だと思います。私には溶接は無理なので、真鍮をハンダで組み立ててアイピースなど自作してみたいと思います。
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| Re: 溶接技術 titan - 2008/10/05(Sun) 16:24:09 No.1703 | |
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皆様 ロッドさん こんにちは
この鏡筒バンドは元々はアストロ光学R-102用で赤緯体から切断して汎用性を持たせようとしたものです。ちょうど使える鏡筒がなかったのでロッドさんに差し上げた次第でうまく活用して頂いて光栄です。 アルミ鋳物溶接は難易度が高いですがけして特殊な技術が必要なものではありません。この写真の様な溶接ではイモ溶接で非常に恥ずかしいです。使用した溶接棒が3.2mmしか無かったので少し太すぎで、その為溶接棒を十分に溶かす為に8角形のプレートから溶かして鏡筒バンドにアルミを流しています。母材に熱を与えすぎると簡単に変形してしまいますので注意が必要です。参考までに製作中の画像もお見せします。
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| Re: 溶接技術 kinsan - 2008/10/06(Mon) 23:03:03 No.1704 | |
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ロッドさん titanさん こんばんは
わたしは溶接はわからないのですが、仕事先の鉄工所の社長と数年前、慰安旅行で熱海のMOA美術館へ行きました。某有名館がありその中で彫金溶接の作品をみて、社長がつぶやきました。<これは俺の方が溶接の仕上げはうまいぞ> titanさんは謙遜してみえますがやはり技術と,仕上げは芸術作品 とは一線を引くものでしょう。 その社長、その他の人と昨日、今日また旅行をして明石の天文台の写真をうつしました。 中には40cm西村製反射フォーク式赤道儀.星雲星団用AVIS.冷却CCD(ST−8)など装備。 残念ながら中を訪問できず、明石海峡大橋のバス上からの写真です。
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| Re: 溶接技術 (^0^)コメト - 2008/10/07(Tue) 21:40:43 No.1705 | |
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上手い人は何をやっても上手いです。(^^;ゞ アルミに限らず鉄でも私には凸凹にしかなりません。鉄工所で仕上げた15cm反射のは流石に高校生にこれは無理。 電気でやってもどうやらこうやらだったので、そこの親爺が見かねて外観を治してくれました。(雑な加工を見てらんなかったんだと思う。。)
\(_ _ ;それまでは電気部品の工作の延長でハンダで接合が多かったのですが、暫くすると剥がれて来て、やはり溶接には適いません。 延長としてロウ付けがあるようで、以前の『天文と気象』にそれで仕上げた望遠鏡の製作記事がありました。 見ると、仕上げが一級品で、こうなると素人の加工ではありません。手軽を謳ってましたが、手が出せない代物に感じました。。
kinsanさん明石海峡大橋から明石の天文台が見えるのですか。。。 私は瀬戸大橋しか、しかも一度しか渡ったことありません。このルートに限らずもう一つも渡ることがあるのだらふか?(´ρ`; |
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