鍋物シーズンを控え、「鴨ネギでまちおこし運動」に取り組む越谷市商工会(帷子和夫会長)は、ご当地グルメの「こしがや鴨ネギ鍋」のメニューを提供できる飲食店を募集している。申し込み締め切りは15日。
市内には宮内庁の埼玉鴨場があり、ネギ栽培も盛んなことから、3年前にこの鍋料理が開発された。今回、県の「一店逸品開発支援補助金(夢チャレンジ事業)」を活用し、鴨ネギ鍋を食べられる街づくりに取り組む。
商工会によると、「こしがや鴨ネギ鍋」の基本は(1)越谷産の長ネギを材料に、煮込みネギと焼きネギの両方を使う(2)店主厳選の安心・安全の鴨肉(合鴨)(3)鍋つゆはしょうゆベース--の3条件。すべてクリアすれば、お店独自の具材を使ったり、隠し味を工夫してオリジナル性を出すことは自由という。
鍋のキャンペーン期間は12月1日~来年2月28日。参加店にはPR用ののぼりやポスターを掲示。応募資格は、同商工会会員または入会予定の市内事業所。
「多くの人に鴨ネギ鍋を食べに越谷へ来てもらい、地域振興につなげたい」と同商工会振興課。問い合わせは同課(電話048・966・6111)。【飯嶋英好】
毎日新聞 2008年10月12日 地方版