高齢者に納付督促状23万通 医療保険料、勘違いで未納4月にスタートした後期高齢者医療制度で、保険料の年金天引きを10月から実施する5都道県の29市区町村のうち20市区町が、既に天引きされたと勘違いするなどして未納となっていたお年寄りに延べ約23万通の納付督促状を発送したことが、8日共同通信のまとめで分かった。 さいたま市や横浜市などの自治体では、政府、与党が一部の高齢者に対する保険料徴収を10月に先送りするなど運用をたびたび見直した結果、システム改修が間に合わなくなるなどして、本来なら4月から対象となる人についても天引き開始を10月に遅らせた。 このため勘違いが相次いだとみられ、督促状に驚いた高齢者が問い合わせや納付のため担当窓口に殺到、一時混乱した自治体もあった。 督促状を送っていない9自治体でも未納はあるが、時期尚早などとして督促状送付を見合わせているところが多い。 29市区町村では、国民健康保険から移行した高齢者は、9月までは金融機関などで保険料を振り込む必要がある。
【共同通信】
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