2008年10月12日 13時41分更新
前橋赤十字病院は、ことし12月から時間外で診察した患者のうち入院の必要がないなど緊急性が少ないと判断した人は通常の診療費に加えて3990円を徴収することを決めました。
前橋赤十字病院は、命に関わる重篤な患者を受け入れる「3次救急病院」に指定されています。
しかし、ことし3月までの1年間で病院の救急救命センターを訪れたおよそ2万5千人のうち75%以上にあたる1万9千人余りが入院の必要がないなど症状が比較的軽い患者でした。
このため赤十字病院ではことし12月から時間外で診察した患者のうち入院の必要がないなど緊急性が少ないと判断した人は通常の診療費に加えて3990円を徴収することを決めました。
厚生労働省などによりますとこうした対応は全国でも珍しいということですが赤十字病院では「最近は忙しさのあまり、救急車の受け入れ要請を断らざるを得ない場合もある。症状が重い患者の診療を優先するという本来の使命を果たすために病院内で話しあって徴収する金額を決めた」と説明しています。