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【コラム】 米・ソの冷戦とは違う?「新・冷戦」の意味と背景

麻生新総理が外交デビューした国連総会でも議題に挙がったグルジア紛争。ロシアのメドベージェフ大統領が「新・冷戦の到来を恐れず」と発言したことで、世界が騒然となったことは記憶に新しい。その後、プーチン首相が発言の火消しに努めたものの、いまだ火種はくすぶったままになっている。

このニュースで注目された「新・冷戦」というキーワード。冷戦ってアメリカとソビエト連邦の武力によらない対立を示す言葉だったのに、なぜ、グルジア紛争でも使われるのだろう? 『現代ロシア政治入門』の著者、横手慎二慶應義塾大学教授に聞いてみた。

「冷戦終結後、旧ソ連が崩壊して連邦国の一員だった国が独立しました。さらに、冷戦時代にソ連の支配下にあった東欧諸国が、次々とアメリカを中心に組織されたNATO(北大西洋条約機構)に加盟。04年には旧ソ連の一員だったラトビアやエストニアまでもが加盟したことで、ロシアは危機感を抱いたわけです。グルジアもかつてはソ連の一員だったのに、現在、アメリカがNATOに取り込もうとしている。そこでロシアは味方を増やすべく、グルジア国内の南オセチアという親ロシア派の地域を独立させようとした。それが今回の紛争の背景です。以前なら、ロシアは経済がガタガタで、アメリカに対抗できる力はなかったのですが、近年は資源大国として経済成長していることもあって発言力も増し、強気な行動をとれるようになった。一方で、アメリカは独立を認めたくない。そのため、アメリカVSロシアという対立構造になったのです」

アメリカもロシアもお互い譲歩しないと、再び冷戦の時代が到来するってことですか?

「冷戦の本来の意味は、米国の資本主義とソ連の社会主義という2つのイデオロギーによる対立を意味します。今回のグルジア紛争は、厳密には冷戦と呼べるかどうか…」(同)

うーん、複雑な歴史や時代背景があるのですね…。R25世代だと、冷戦といわれてもピンとこないけれど、冷戦時代に戻らないように願いたいものです。
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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