2008年10月11日 20時50分更新
岡山市が来年4月1日から政令指定都市になることが、10日の閣議で決まり、地元では移行を祝う垂れ幕を掲げるなど喜びに沸いています。
政令指定都市は、大規模な合併をした自治体については、70万人をめどに指定されており、周辺の4つの町と合併した岡山市の人口は、平成17年の国勢調査でおよそ70万人となりました。
これを受けて政府は、来年4月1日から岡山市を全国で18番目となる政令指定都市にすることを決めました。
政令指定都市への移行に向けて準備を進めてきた岡山市の政令指定都市推進課には、午前10時半ごろに政府が閣議決定したという連絡が入り、職員たちは拍手をして喜びました。
そして、早速、市役所の建物の正面に「移行決定、政令指定都市・岡山」という垂れ幕を掲げて、長年の念願がかなうことになったことを祝っていました。
また、JR岡山駅前では岡山市が政令指定都市になることを速報した新聞の号外が配られ、通りがかりの人たちが次々に受け取っては記事に見入っていました。
地元の72歳の女性は「大都市の仲間入りができてうれしいです。これからも人口が増えて発展していってもらいたい」と話していました。
また、52歳の男性は「最近は暗い話ばかりでしたが、久しぶりに喜ばしいニュースを聞きました。財政状況は厳しいですが住みよい市にしてもらいたい」と話していました。