2008年10月11日 20時50分更新
農村歌舞伎の一場面を演じることで振り込め詐欺や空き巣の被害防止を呼びかけるユニークな活動が美作市で行われました。
これは美作警察署が11日からはじまる全国地域安全運動の出発式に合わせて行ったものです。
10日行われた出発式では、美作署の小林伸治署長が「地域ぐるみで犯罪を無くし安心・安全を盛り上げて行きましょう」と呼びかけました。
このあと農村歌舞伎のメンバーが、番傘を持って姿をあらわし、おなじみの演目「白波五人男」のうち、盗賊の頭目日本駄右衛門が取り押さえられる場面を披露しました。大泥棒、日本駄右衛門はお年寄りを狙う振り込め詐欺や空き巣の手口などを紹介するせりふを言いますが、最後は本職の警察官が扮する取り方に取り押さえられて観念しました。
演じ終えた歌舞伎の役者は「永年大泥棒の役を演じてきましたが本物の警察官に取り押さえられるのは初めてです」と話していました。