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運転手が……タクシー乗客、ハンドル操り助かる 鹿児島

2008年10月10日20時38分

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 10日午前9時15分ごろ、鹿児島県姶良町平松の九州自動車道姶良料金所付近で、タクシーの男性運転手(71)が突然気分が悪くなり、運転ができなくなった。車は中央分離帯のガードレールに衝突したが、後部座席の乗客の男性2人が「このままではあぶない」と身を乗り出してハンドルを操作。反対側の路肩に乗り上げて停止させた。3人にけがはなかった。

 このタクシー会社によると、運転手は脳疾患の疑いがあり、事故現場から病院に運ばれ、治療を受けた。毎朝の点呼で健康状態を確認しているが、異常はなかったという。同社の広報担当者は「お客様に助けられました。今後、勤務中に具合が悪くなった時には営業所に連絡させるなど、対応を考えたい」と述べた。

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