小雪の避妊手術 

今年の1月に拾ってきた小雪、その日のうちに獣医さんで診てもらったところ「生後10ヶ月以上の大人猫」とのことでした。


でも避妊手術をしているかどうかは、メス猫の場合とてもわかりにくいのだとか。
傷跡がうまく消えてしまっていれば毛をそってみてもわからないし、レントゲンでも健康な器官は写らないらしいのです。
要するに、おなかを開いて見ないとわからないとのこと。

さすがに「じゃあすぐ開いて見てください」とは言えず、ちょっと様子を見てみますということでそのまま帰りました。

で、その後。

1ヵ月半くらいごとに1週間〜10日くらい、ひどく鳴いて抱いてなで続けてもらいたがる状態が続きました。
夜中も鳴きながらうろうろと落ち着きなくあちこちを歩き回っているし。
その状態のときは少し体臭が強くなっている気もします。

お尻を突き出すとかうにゃうにゃするとかいう、いかにも色っぽいアピールはないのですが、女のカンでこれはやっぱり発情しているんだろうなぁと。

野良や外で避妊せずにえさだけやっているような猫の寿命は経験則でだいたい3年です;;。。猫は人間が保護してやらなければ長生きできない生き物なのです。
だからメス猫は生後半年で最初の妊娠が可能になります。
短い一生の間にできるだけたくさんの子供を残せと本能が命ずるんでしょうね。

好きなように交尾・妊娠・出産させてやって、産まれた子猫たちも一生幸せにいられるよう面倒見れればいいのですけれども、経済的にも、また自分の年齢を考えてもそういうわけにはゆきません。
小雪が20年以上生きるようなら、私が先に死ぬ可能性も十分あるわけで。。。

小雪は体も心もまだ本当に幼くて、「子孫を残せ!」という子宮の命令と小雪自身の人格(猫格?)とのギャップに小雪自身も苦しんでいるのがわかるのです。
わけのわかない衝動に突き動かされて、やり場もなく満たされることもない本能に責められ続けて。。

6月の初旬、3回目くらいの発情を迎えたらしい小雪の避妊手術の予約をしました。

6月6日の午前中に病院に連れて行き、お昼から午後4時までの間に手術、一泊の入院の後翌日の午前中には退院の予定でした。
何か事故があれば連絡があるはずなので6日の午後は私もずっと自宅待機、翌日一番で迎えに行きました。

手術は無事成功、獣医さんのお話ではやはり子宮・卵巣ともに「ありました」とのこと。
小雪を拾った状況から、きっとどこかのおうちで飼われていたのが発情期を迎えて家を飛び出してしまい、そのまま迷子になってしまったのではないかと思います。
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麻酔の効いている間に歯垢の掃除もしてもらいました(笑)。
↑は術後服姿の小雪。

「明日とってあげてくださいね」といわれた点滴注射の絆創膏はその日のうちに自分ではがし、傷口を隠していた絆創膏も数日ではがしてしまい、術後服もすぐにぼろぼろに…。

おなかが黒い糸で、本当に破れたぬいぐるみのおなかをかがってあるように縫ってあって、糸の端が玉結びになってたのが妙におかしかったです。

手術後数日はやはり痛みがあるのか少しおとなしめだった小雪もその後は元気いっぱい。
いつものやんちゃ姫に戻って大暴れでした。

中10日をみて抜糸。
今ははげぽんぽんの毛が少しずつ伸びてきているところです。

小雪は本当に元気で無邪気によく遊びます。
クロちゃんとも仲良しで、私が机に向かっていると背後でフガフガと座椅子や座布団の場所とりでケンカをしている鼻息がよく聞こえてきます。
で、静かになったなーと思って振り向くと
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こんなふうにくっついて寝ているのです。
今も私のベッドの上でくっついて寝ています。

この子たちがいてくれて私がどれほど救われているか、今までそばにいてくれたすべての猫たちに、感謝してもしてもとてもしきれません。
どうかこの子達がいつまでも健やかに幸せに暮らしてゆけるよう、その生活を守ってゆけるよう、心から祈っています。

バラの病気と害虫・4 ウドンコ病と黒星病 

夏至を迎え強い日差しにすくすくと育ってゆくのはバラのシュートとハバチの幼虫…うっがぁあーー!

以前画像で紹介したナニカの幼虫(おそらくハバチの幼虫と思われます)が猛威を振るっております(TnT)。

アブラムシは基本的に枝や花芽の新しいやわらかい部分に集中しているので比較的駆除は簡単なんですが…(それにこの暑さで最近は数が減ってきているようです)。

ハバチの幼虫は成長しきった葉だろうが、かつて駆除された先住幼虫の食い痕のある葉だろうがお構いなしなので困ります。
それでもなるべくすべての葉をチェックするようにしているのですが、それでも毎日毎日出るわ出るわ…。。。

あまりにも食害のひどい葉は枝ごと切り取るようにしたのですが、まあ本当にもうすごい数が…。
しかも憎たらしいことにさなぎになっとるやつまでおるし。

クモやテントウムシなどの益虫も殺してしまうのでためらっているのですが、やはり一度殺虫剤を散布すべきなのかどうか…。
うーーん、悩むところです。

前置きが長くなりましたがバラの病気です。

去年、植え付け1年目は黒星病がよく出ましたが、今年はウドンコ病が目立ちました。
去年はウドンコ病は出なかったんですけれどもね(・・)。

写真の○で囲ってあるところに発症しています。


これはアンジェラの蕾ですが、一番ひどい状態なのはマダム・アルフレッド・キャリエールです。

M.A.キャリエールは今年植えつけた苗なのですが、与えた肥料の分だけ大きくなるという説明もあり早く大きくなれとばかりに肥料をやりすぎてしまったようです。
窒素肥料分が多すぎるとウドンコ病を招くというとおり、ばっちり発病してしまいました。orz。。

発病した部分を切り捨てればいいかというとそうではなくて、黒星病もそうですが株の中に菌糸を伸ばしてしまっているのでけっこう大きく切らないとダメみたいです。

アブラムシなどにもまったく効かない「環境に優しい」市販の散布薬やサプロールなどを使ってみましたが根本治療には至ってない様子。
株が若く切り捨てられる枝が少ないこともあって、今のところほとんどすべての葉がねじけて変形してしまっています。

その分樹勢も弱まっているのか、同じ日に植えつけたジュード・ジ・オブスキュアが花をつけたのに、M.A.キャリエールのほうはそんな気配すらありません(;;)。

シャリファ・アスマとコンパッションにも少し発症が見られましたがこちらはうまく防げたみたいです。

アンジェラには他にサビ病の気配があり、地面に近い部分にも葉をつけているシャリファ・アスマとパスカリには黒星病も見られます。

どの病気も樹勢を衰えさせるほど深刻なものではないので強い農薬の散布に踏み切れないでいるのですが、おかげで私のバラたちは、花はきれいでも葉は虫食いや病気でかなりみっともない状態です。。。

販売店では週に一度は農薬散布をしているとのこと。
虫食い穴はどうしようもないですけれども、やはり2週間に1度くらいは農薬の散布をすべきなのか…。
これで秋花がきれいに咲かなければ来年は農薬を欠かさないつもりなんですが、いまのところは考え中です。

おうちで執事喫茶ごっこ 

執事喫茶ごっこがエスカレートして、シルバーの洋盆を買ってしまいました。


アーサープライス・オブ・イングランドというイギリスのメーカーのものです。
日本には在庫がこれ1点だけということで、表面にすこーし傷があるのですが家庭で普段使いするので問題はなし。
傷があるということで2割引きで買えてお得でした(^^)。

細部のアップ(特に意味はありませんけど)。
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ついで、というわけでもないですけど、LDKのリビング部分のL字ソファーを移動して、部屋の模様替えをしました。
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以前テレビを置いてあった場所に花台を置いて、テレビはピアノの並びに。
アンテナ線が届かなくてテレビが見れなくなりました(苦笑)。
これを機に地上デジタルの工事をすることになったので、さらに余計な出費が…。。。(^^;)
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でもリビングスペースは広くなって、ぐっとリビングっぽくなったな。
狭少住宅のLDKは、各スペースの振り分けに気を使います(><)。

新築祝いに母からもらったロイヤルコペンハーゲンのティーポットに印象をあわせて、ナルミのカップ&ソーサーのセットとクリーマーを買ったんですが、やっぱりちょっとテイストが不揃いですね(;;)。
ウェッジウッドのユーランダーズ・パウダールビーというシリーズのカップ&ソーサーも買ったのですが、今回は色味をそろえてさわやかに見せて見ました。
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アフタヌーンティー用のスタンドがほしいと思う今日この頃…。。。

今年のバラ・7 ジュード・ジ・オブスキュア 

アプリコットイエローのイングリッシュローズ、「ジュード・ジ・オブスキュア」の花が咲きました。


これは2つついた蕾のうちの2つ目の花です。
最初の蕾のほうが大きかったのですが、蕾の時期に雨が続き、晴れたとたんにひどく暑くなって花びらが焼けてしまい、写真を撮ろうと思っているうちに一日で散ってしまいました。残念(;;)
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まんまるな卵のような大きな蕾から、深いカップ咲きに開花します。
香りはややスパイシーな印象。

もうひとつのイングリッシュローズの「シャリファ・アスマ」といい、イングリッシュローズは花もちが極端に短い気がします。

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こちらはアンジェラの新しいシュートの下で開花したヤロウ(セイヨウノコギリソウ)。
ファミレスのハンバーグの付け合せのパセリ程度の大きさだったのが、雑草のように旺盛に育って膝丈ぐらいにまでなりました。

ホースで水をやったら根元から倒れてしまってそのまますき放題に伸びて大変汚かったので、行灯仕立て用の支柱に無理やり突っ込んでまとめてあります(^^;)。
それでもめげずにいっぱいの花を咲かせるあたり、一応ハーブとはいえ雑草の逞しさを感じます。
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ちょっとむっとするようなにおいで、けっしていい香りの花ではないのですが昆虫たちには好評のよう。
ミツバチなどが集まってきます。

ヤロウの根から出る成分は周囲の植物を病気に強くするということなので、バラのお守りのようなつもりで植えてあります。
いかにも雑草っぽい花ですが、いっせいに咲くとなかなか可憐ですね。

夢は恐怖の底へと沈んでゆく 

先週の話ですが木曜日に病院に行き、命の処方箋をもらってきて今は元気です。
やっぱり、体が普通の状態であるってすばらしい!とつくづく感じました(でも学習しない)。

いままで薬が切れて身体的につらい症状が出ることを「断薬症状」とか「禁断症状」とか呼んでいたのですが、このまえ病院にいったらお医者が「離脱症状」と言っていたので「離脱症状」が現在医療現場での正しい呼び方みたいです、ハイ。

さて。

薬を服用することでおきる悪反応を「副作用」、薬の服用を止めることでおきる悪反応を「離脱症状」というのだとすると、パキシルにはどちらに分類するべきなのか迷う症状があることに気づきました。

それは悪夢。

もっというと「恐怖夢」とでもいうべきでしょうか。

パキシルの副作用・離脱症状で苦しんでいる人で悪夢を訴える人がちらほらいるので、個人の資質よりもやはり薬の作用のひとつと考えるべきだなと思うのです。

その悪夢の怖さたるや単なる悪夢や怖い夢とは桁違いの怖さです。
これ以上この夢に触れていたら死んでしまう、と感じて体が目を覚ましてしまうほどの恐怖。
言葉では説明できないし、夢の言語ですらもはや表現できない。
それはあらゆる表現を超越した恐怖の本質、恐怖の「そのもの」、恐怖の「神」の顕現だとしか言いようがない。
そんな怖さです。

で。

恐怖夢を訴える人の文章を呼んで思ったのですが、私自身ははっきり覚えてはいないのですが、普通の人の脳では回路が遮断されているその根源的な恐怖への直通回線を、どうもパキシルは開いてしまうような印象を受けるのです。

パキシルの服薬によって脳の古い場所にある根源的な恐怖感と意識との間に直通路ができてしまう。
でもパキシルを服薬している限り、その恐怖はどんどん薄められてゆく。

私の経験では、服用するパキシルだけを服用していた頃は、叫んだり大声で念仏を唱えたり暴れたりと寝ているだけで疲労困憊していました。

それを医者に訴えると「眠りが浅いんだね」ということで、今はてんかんの薬と睡眠導入剤も一緒に服用しています。

そうすると、夢の恐怖がだんだん薄まってゆくのがわかる。
だんだん形のハッキリした、理屈の理解できる怖さに、やがてホラー映画のような印象になり、最近は不快や焦り、苛立ちや不安、希望のなさなど、マイナス感情としては軽い夢ばかりになりました。

それがパキシルが切れて離脱症状が現れるにしたがって、夢もだんだんトーンが暗くなってゆく。
にごった水の中に沈んでゆくように、世界がだんだん暗くなってゆく。

なんでそんなことが起こるのか、早く解明されてもっといい薬が開発されるといいのですけれどもね。