雨来る 

天気予報では毎日「夕方には大雨や雷雨になる」と言われながら、7月になってから降ってないんじゃないの?という猛暑だった我が家周辺。

今日はようやく、「これはぜったいすごいのが降る!」と思わせるものすごい雷と暴風が夕方にありまして、暑い中家中の窓を閉めに走り回り、洗濯物をあわてて取り込み、黄色ちゃんとみうちゃんは車の下に避難していました。

でも実際降ったのは「あらけっこうなお湿りで」てな具合の静かな雨。

毎日の庭木の水遣りがけっこうめんどうなんですけど、明日もちゃんとやらないとだめそうです。
たまにはサボらせてくれよぅ雨(;w;)。

ヒメシャラは暑さと乾燥にとても弱いそうで、去年は朝夕じょうろで水をやってたんですけどその程度では足りないらしく、まるで火災現場で燃え残った木のように葉が全部焼けてしまいました。

んで、今年はホースでじゃばじゃばと水をやるのを日課にしているわけです。
おかげでヒメシャラはまだ無事。

去年は結実しなかったハナミズキも今年は青い実をつけているし、早く秋にならないかな(・w・)。

桜の木はもうハラハラと葉を落とし始めています。
あと十日もすれば、暦のうえではもう秋ですね。
ふと気がつくと、日の入りがだいぶ早くなってきています。

今日のメンタルヘルス 

お隣のお嬢さんが亡くなったりお盆で父のお墓に行ったりしたせいか、とてつもなく気分が落ち込んでいます。

イライラして愚痴ったり八つ当たりしたりしたいのだけれども、咳をしてもひとり。
自分の憂鬱だけが友達です;w;

なんかもー本当になにもかもめんどうくさい。死ねたらいいのに。

バラ近況 

曇りが多いわりに空梅雨気味なこのごろ、夕方の水遣りと虫の駆除だけが一日の活動のすべてとなりつつあるわたくしでございます(どういう生活よというツッコミはなしで…ゴミニートの自覚はありますので…orz)。

バラはというと…順調に育ってますです。

一応四季咲きということで、ぽつぽつと花をつけますが小さいですね。
春の花の半分から、場合によっては4分の1くらい。

夏の元肥やりというのが大切らしいのですが、まだやってないです。
時期を見てやらないといけません。

シュートががつがつと伸びて、どうやら真夏は枝が伸びる時期のようです。
特にアンジェラは継ぎ足した支柱がずり下がるほどたくさんのシュートがどんどん伸びて、冬になって枝を整理するのが楽しいだろうなーとうれしくなります。

成長不良気味だったコンパッションも逞しいシュートがいくつも伸びてきました。
暑さに強いのか、ちょっとのんびりさんだったようです。

ウドンコ病に全身を侵されていたマダム・アルフレッド・キャリエールもようやく健やかな若葉を伸ばせるようになりました。
非常に大きくなると聞いているのでどんなに太い枝が出るのかと思っていたのですが、つる草のようにしなやかな細枝。
1年目のせいなのか、このバラがそうなのかはわかりません。
高さは私の身長を越しました。

病気と害虫は相変わらずなれどややトーンダウン気味。

ウドンコ病、黒星病、サビ病などはぽつぽつ発症(予防しないとですね。。。)。
アブラムシはポツポツ。暑くなるとアブラムシは減る傾向にあるようです(油断はできませんが)。

チュウレンジハバチのお母さんが毎日何匹も卵を産みに来ます。
夕方だけでも平均で4匹くらい捕殺するので、一日ではどれだけ産み付けられているのやら…\(´ー`)「
よって幼虫もそれなりに発見されます。
まあいたちごっこですね。

今年になって目だって増えたのが、いわゆる「シャクトリムシ」のような灰色のイモムシ。
蛾か何かの幼虫のようですが、チュウレンジハバチの幼虫が葉の裏側を好んで食べるのに対して、このイモムシは葉を縁から丸ごと食べてゆきます。

蕾に穴を開けて中を食い尽くされたこともあり、憎さ倍増です。

若葉が赤いコンパッションについていることが多くて、灰色がうまく保護色になっていてちょっと見ると葉のふちの影のようにみえるのです。
かなり長細く(5センチくらい)成長します。
もうちょっと大きくなりそうですけど、だいたいそれくらいまで育つと食害が目立つので御用となるわけです。

バラゾウムシもちょろっとみるようになりました。
ハダニもちょこちょこ。

クモや小さなカマキリを見るとうーんと悩むのですが、食害された葉っぱは(自分的に)かなり見苦しくてイヤなので、来年は農薬の定期散布をしようと思っています。

善知鳥 

善知鳥(うとう)と読みます。

私の好きな能の中に「善知鳥」というお話があります。

この善知鳥というのは鳥で、親鳥が「うとう」と呼びかけるとヒナが「やすかた」と応えるという習性があり、これを利用して鳥狩りをしていた猟師が死後殺生道に落とされて苦しみ、亡霊となって旅の僧侶の前に現れて身の上を語り回向を乞うというお話です。

ちょっと話が回り道するのですが、私は川越という場所に住んでいます。

川越は、昔、関東の半分が遠浅の海だった頃の海岸線にあり、その後海が徐々に退いてゆくと荒川とその支流によって囲まれた形になって残りました。

昔からの川越の町は海岸と河川によって削られた段丘の上に位置し、川越城が平城ながら関東一円の要害の地とされたのはこの地形によるところが大きいのです。

川越街道と呼ばれる国道254号線は北関東・甲州・上信越から江戸への参勤交代の街道でもあり、私の家から3キロほど東京寄りの254沿いには、江戸入城前の最後の宿場跡が保存されています(私の家から日本橋まで30キロ弱です)。

254が川越と東京を南北に直線で結ぶ道だとすると、国道16号線は北関東諸国を鎌倉まで東西に結んでいる道で、この二つの街道が現代の川越の南の縁に近い場所でちょうど交差しています。

古い川越の町を東西南北をそれぞれの辺とした四角形と考えると、北と東に入間川、荒川があり、南はちょうど段丘がかなりの急勾配で落ち込んでいるきつい坂(ほとんどの場所は道路も引けない急な斜面)になっています。
唯一西側だけが、多少のアップダウンはありながらも「だらだら坂」という程度の勾配で、この西側の道が村々をつなぎながら鎌倉まで通じているわけです。

戦前までは「川越」は川越城下、つまりこの要害地形の丘の上に開けた町だけを言ったのですが、戦後は周辺地域まで市に含まれるようになりました。

私の自宅はその拡大した川越市の南の外れ近くにあり、254の急勾配の坂を下りきってすこし行った場所にあります。
ここは川越に入るために急勾配の丘登りを避けて西のだらだら坂へ向かう場合の分岐点で、そのために「川越夜戦」の時の攻め方(負けたほう)の本陣跡が徒歩5分ほどの場所にあるわけです。

現在の254は勾配はかなりきついですが体力があれば立ちこぎでなんとか自転車で登れる程度(心臓はバクバクになります)。
その他に1箇所ある川越へ入る道は自転車ではとても登れない急勾配です。走って上るのも多分無理でしょう。
だから川越を攻める場合は西から攻める他はなく、また西の街道さえ封鎖してしまえば鎌倉からの援軍も入れることができなくなるわけです。

まあそんなわけで、川越より南の関東諸地域から254川越街道を使って川越城下に入るにはかなり厳しい坂登りがあるのですが、この川越入城直前の坂が「うとう坂」という名前なのです。

ようやくお話が記事のタイトルと結びつきました。

この「うとう坂」横には「うとう神社」という神社もあって、新市街在住の私が旧市街の川越に自転車で行くときにはいつもこの「うとう神社」を見上げながら「うとう坂」を必死でこぎのぼっているわけなのです。

もっとも川越のうとう坂の「うとう」は「烏頭」という字を書くそうなのですが…。

烏頭神社参道の説明書きのよると「武蔵国風土記」に

 うとう坂 こして苦しき行く末を やすかたとなく 鳥の音もかも


という歌が残っているとか。

烏頭坂の「うとう」を「善知鳥」にかけ、急勾配の坂を登る苦しさ(に人生の苦さを託しつつ)に対し善知鳥の雛の呼び声である「やすかた」を「易い、楽である、安らかである」という意味にかけた、なかなかいい歌だと、ここを通るたびにうとう神社を見上げこの歌を思い出すのです。

…。
今日、お隣のお嬢さんが亡くなったと突然の回覧が回ってきました。

まだ二十歳をこしたばかりのお嬢さんでした。

亡くなったのは昨日の七夕の日だそうで、その前日6日の深夜に戸締り確認のとき出かけてゆく彼女をちょうど見かけ、こんな遅くに遊びに出かけるなんて若いんだなぁと思ったのを覚えています。

事故だったのでしょうか、お亡くなりになった原因はわかりません。
今日の夕方がお通夜でした。

私は今日は午後に旧市街に用事があり、泣き出しそうな曇天の下を自転車で急いで市内に向かいました。
青々と茂るうとう神社の木々を見上げると、今年最初の蝉が一匹、消え入りそうな声で弱々しく鳴いていて、なんともたまらない気持ちになりました。

生きているということは、死にとりかこまれているということなのだなぁと思いました。

亡くなった彼女にも残されたご家族にも、どうか深い安らぎが訪れますように。

おうちで執事喫茶ごっこ再び 

本日のお買い物。
ドイツ製コーヒーミルとドリッパー。


地元のK’s電気で購入。
2つで1万円ちょっと(笑)。
しかもミルは在庫なしで展示品限りということで割り引いてもらいました(^^)。
002_convert_20080708112012.jpg

コーヒーカップのセットは母から借りてるこのセットしかないので、とりあえずアーサープライスのシルバートレイにセッティング。
コーヒーポットとコーヒーカップのセットも揃えなきゃいけないかなーと思うこのごろ。
003_convert_20080708112057.jpg

それにしても、シルバートレイは食器の色を選ばない優秀な洋盆なのだなと実感。
間に合わせのセットですけどけっこうサマになってると思うんですけど、どうでしょうか?
005_convert_20080708112139.jpg

轢きたての豆で淹れたてのコーヒーはインスタントコーヒーとは全然違いますね(当然といえば当然ですけど…(^^;))。
ブラックで飲むのが一番おいしいです(ちなみにモカです)。
006_convert_20080708112217.jpg

近所の喫茶店(カントリー風をめざして失敗して雑然としたままの一般住宅の台所風…と言ったら失礼か(^^;))より断然「執事喫茶風」に成功してると思うんですけど、いかがでございましょうかお嬢様。
(あ、テーブル花とクロスを夏用に変えてないや)