October 11, 2008

うさぎとカメ

大恐慌のニュースばかりが世間を騒がせている。
韓国ウォンの大暴落…。
アメリカがくしゃみしたら、他の国が風邪をひいた。

それはそうと、私がいまの仕事をしている理由などについて
書くことにする。

それまで精一杯意地を張っていたが、プロレス関連でメシを食い続けたら
将来が暗いという…そういったものを確信してしまった。
プロレス一本で食えなくなった場合、他の仕事を始めなければならない。
それなら本当に食えなくなる前にスタートせねばと思った。

何をすればいいのか。とにかく興味のある仕事がしたかった。
同時に自分がこれまで培ってきたものが活かせる仕事がしたかった。
賃金は二の次。とにかく人間は、好きな仕事をするべきだし
好きな仕事をすることがいかに幸せなことであるかをを知っていた
私だから選択は明確だった。

いまの仕事(航空会社勤務)は、もう20年も前から興味があった。
800万マイルを飛んだ経験の中、航空会社は自分の生活の中で
欠かせない位置にあった。そして興味を持っていた。

世界中を飛び回る中で得た経験。
例えば自分が乗る飛行機が欠航ないし大幅に遅延することがわかった場合。
頻繁に旅をしているとそんなケースにぶつかることがある。

いち早く目的地に着くにはどうしたらいいか。
こうした場合に経路を変更することをリラウトというが、
人任せだけにしていたら、とんでもない選択をされることもある。
だから私はそんな時、自分なりに経路を考えて、
「ここを径由して、この航空会社だと何時につくか」という
質問をいくつもした上で選択した。
たいがいのエージェント驚いていた。

たとえばいまインディアナポリスにいるとして、
デトロイト径由でローマに行く出張があるとする。
インディアナポリスからの飛行機に乗っていたら
メンテナンスの問題が生じ、1時間半の遅延となることが判明した。

KLMのアムステルダム行きに乗る予定だが、どうやら間に合わない…
というか絶望。

もうデトロイト行きに乗ってしまっているのだから、
シカゴ・オヘアに行ってアメリカン航空に乗るとか
ニューヨークのJFKに行ってアリタリアに乗るとか
ニューアークに飛んでコンチネンタルとかはできない。

デトロイト発しか選択肢がないのだが、
あいにくKLMのあとに出るノースウエストのアムステルダム便が
満席。

それならノースウエストでCDG(パリ)に飛んで、そこから
エアーフランスという手がある。しかしこれも満席。

次に思いつくのはロンドン。

幸いデトロイト発LGW(ロンドン・ギャトウィック)行きは空席がある。
しかしヒースローならまだしもギャトウィックからFCO(ローマ)は
直行などあるのか。「恐らくLGWからAMS径由でFCO」などと考えていたら
LGW発FCO行き、BA(ブリテッシュ航空)がノンストップ便を運行して
いることが判明。空席もある。

ということでこれに決定。

もたもたしてるとLGWの便が埋まって「ホテルは当社で持ちます。
明日の出発となります」とか言われる。

そんな経験を何度もして揉まれてきた経験を活かしたいと思った。

(続く)




jimmysuzukiusa at 21:56 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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