犬飼会長に期待したい事は多々あるが、それは改めて述べたい。まずは、就任早々の言い訳の余地ないつまずきについて講釈したい。曰く
(秋春シーズン制について)日本協会とJリーグでプロジェクトを組み、かなり進んでいる。問題はたくさんあるが、手はあると思う。解決していけばいいとの事だ。
はっきり言ってこの発言にはショックを受けている。過去6年間、協会会長の多くの発言が無意味で本質的でない経験をしてきた。それでも、日本のサッカー界はある程度は正常に動いてきた。もちろん、不定形な対処及び戦略的な判断が必要な事は放置され続けてきたのだが。
そう言う意味では、同じ発言を前会長がしたのならば、「ああ、またか」で済むのだろう。けれども、新会長が同様の発言をしたのだからショックなのだ。別な意味で「ああ、またか」と嘆息している次第。
何故、ここまで厳しく言うのか。犬飼会長が、
絶対に不可能な事を実施できるかのように発言している
からだ。これはトップとしての器量を問われる失言なのだ。
秋春か春秋かを議論する前に、破綻しきっている日程問題を解決する必要ある事を、日本協会の新しいトップが全く理解していない事に暗澹たる気持ちにならざるを得ない。
いや、やめておこう。
いささか甘い評価と言われようが、とにかくここは「就任早々の情報不足」と理解することにしたい。まさか、「前任者がいい加減だったから、自分もそれでかまわない」と考えているとは思えないのだが。
2.秋春制の課題
2.1.秋春制の利点
シーズンを秋春に変える事を
実際、過去もJSL時代に再三秋春制は行われている。当時はホームタウン制もいい加減だったし(そもそも関東より北方をホームにするチームもなかった)、チーム数も少なかった。それでも、1,2月の試合は寒さから観客動員に問題があり、93年にJリーグに発展解消する際には「秋春制は観客動員に不適切だから、Jリーグは春秋方式とする」とのコンセンサスがあった。
一方でJリーグが充実すると共に、日本代表の戦闘能力が整うに連れて、欧州のシーズン制度との相違が問題視される事も増えてきた。選手の移籍面の問題もあるし、監督の招聘の問題もよく取りざたされた。極端な事例だが、06年ドイツ大会後にJリーグで秀でた実績を挙げていたオシム氏を代表監督に招聘しようとしても、Jリーグそのものが06年一杯まで継続している事が障害となったのは記憶に新しい。もっとも、本件については、招聘元が「障害」を認識していなかった事が最大の「障害」だったのだが。
また、高温多湿の日本の夏に週2試合を消化する事が再三の日程に問題がある事も次第に明確になってきた。いくらナイトゲームでこなすとは言え、夏場の試合の終盤の選手の消耗の仕方は、見ている方でもつらくなってくる。
野球と異なるシーズンでリーグ戦を行う事で、露出を増やす、スポンサを求めやすくするのも、1つの有力な考え方だろう。何のかの言って、野球の人気の底力は大きく、それとのうまい折り合いは、日本サッカーの発展にとって非常に重要なのだし。
しかし、だからと言って、秋春制に切り替える事は不可能なのだ。
2.2.秋春制の問題
まず言うまでもなく、雪の多い地域のチームが、雪の問題で冬季に試合をする事は不可能である。私の故郷の仙台は雪は少なく、寒いだけだからやろうと思えば試合もできるだろうし、日々のトレーニングも可能だろう。ただし、観客動員は相当厳しくなるだろうし、あまりの寒さに負傷者が続出するだろうが。
しかし、いわゆる北方の日本海側の地域、具体的に現在Jクラブがある札幌、新潟、山形などは、積雪を考えれば試合はおろか、トレーニングもままならなくなる。これだけで、不可能な事は自明なのだ。現実的に言って、これらの地域で12月から3月半ばにかけての3ヶ月強の期間は、野外で有料行事を行う事そのものが不可能なのだ。
議論はここで終了である。
しかし、百万歩譲って、これらの地域のクラブに理不尽なハンディキャップを強要する事にしてみよう。たとえば、これらの地域のクラブは12月中旬から3月中旬の3ヶ月間はホームゲームを行わずに、アウェイのみで試合を行い、他の季節に埋め合わせするとか(これも現実的には不可能に近いのは言うまでもないけれど)。
ところが、問題はこれらの積雪地のクラブに限った事ではない。関東だろうが、中部だろうが、近畿だろうが、それ以西、以南だろうが、冬は寒いのだ。これだけで、見に行く人は格段に減る恐れがある。さらに、これらの寒い時期には、ナイトゲームを行うのはほぼ不可能と言う事を忘れてはならない。拡大トヨタカップや代表の試合は、冬期にナイトゲームで行われている。しかし、これらの試合は格段の付加価値を持っているから、それなりの観客が入るのだ。
このBLOGを書いている私や、読んでいるようなあなたならば、相当サッカーは好きだろうから、どんなに寒い夜で雪が舞っていようが、Jリーグを見に行くかもしれない。しかし、一般のいわゆる「ライト」な方々は、そのような晩にわざわざサッカーを見に行く事はない。
つまり現実的に、秋春制を採用した場合、12月から2月にかけては日本中ほとんどの地域で、ナイトゲームは行えず、週1試合しか消化できない事になる。そして、現状の日本サッカー界は、3ヶ月にも渡って、週1試合しか消化できない期間を持つ事は不可能なのだ。なぜならば、消化しなければならない試合数が多すぎるから。
ちなみに秋春制を採用する事で、盛夏期の試合を減らす事になるのだろうが、これはマーケットイン(顧客視点重視)の観点から見ると、かなり疑問の視点である。夜間でも汗ばむ盛夏期ではあるが、ナイトゲームならばビールを飲みながらの観戦は、必ずしも決定的に不快ではない。
いわゆる学校の夏休みと言う事を含め、盛夏期は典型的な稼ぎ時のはずだが、そこをオフにすると言う発想が、各クラブから認められるのだろうか。
3.日本のトップレベルが消化しなければならない試合数
現状の日本のトップレベルの試合数を見てみよう。A代表の選手で、自チームがACLに出場する場合、最大で以下の試合に出場する必要がある。これは言い換えると、以下に並べた試合は最悪でも相互に中2,3日で行われる必要があるから、そのような日程を組まなければならないと言う事だ。代表試合数や各種タイトルマッチの試合数は微妙に変わるし、A3はとりあえずないものとして取り扱っている。
−Jリーグ 34試合
−ACLの1次リーグ(ナビスコ1次ラウンド)6試合
−ナビスコの決勝 1試合
−ACLの2次トーナメント 6試合
−拡大トヨタカップ 3試合
−天皇杯 4試合
−日本代表 15試合
(年によって異なる、最近の実績は以下の通り)
05年 20試合、06年 19試合
07年 13試合、08年 17試合見込み)
−ゼロックス、オールスター 2試合
合計 71試合
論理的には、71を2で割る事で、最低でも36週が必要と言う事になる。ただし、重要な代表戦(ワールドカップ、アジアカップ)は集中的に開催され、その準備を含めその他の試合もできない期間がある事。重要な代表予選前には最低でも1週間程度の準備期間が必要な事(たとえばアジアの公式戦を中東で戦う場合)。Jリーグは原則週末開催である事、などからこれに6〜8週を加えた期間が必要になる。
もちろん、リーグ戦は本来週1試合で行われるべきだとか、ナビスコの準々決勝以降は代表選手出場が約束されるべきだとか、突っ込みは多々あるだろうが、それらは議論を一層難しくする問題なので、ここでは割愛させていただく。
かくして、日本のトップレベルの日程消化には最低約44週が必要になっている。なるほど、毎シーズン、3月上旬から1月1日までビッシリと日程が詰まっている訳だ。
加えて日本の年間計画とは全く別なところで、アジアのタイトルマッチの日程は決まるので、それへの対応も必要なのは言うまでもない。たとえば、今年は2月アタマにワールドカップ予選があったので、1月中旬から代表選手たちは合宿に入り、オフは僅か2週間!だった。
4.秋春制実施は不可能
そして、現状のトップレベルの日本サッカー界の日程はこの44週に無理やり多くの試合を詰め込む事で、何とかやりくりをしているのが現状だ(今シーズンは2月上旬にワールドカップ予選が組まれたので、代表選手の多くが50週近い拘束を受ける事になっているが)。
そのため、毎年のように7,8月の暑い盛りに水曜日にもリーグ戦が組まれたり、ACLの遠隔地での試合とリーグ戦が中3日で組まれたり、アジアカップ本大会の準備期間がほんの僅かしかなかったり、様々な弊害が頻出している。
もし、この試合数のまま秋春制に移行したらどうなるのだろうか。
褒められた事ではないが、盛夏期を含めて週2試合の期間を作り、選手を消耗させながら、かろうじて日程を消化しているのが現状なのだ。
先ほど述べたように、ナイトゲームもままならない厳寒期にシーズンがシフトした場合、もはや日程消化そのものができなくなってしまう。誤解しないで欲しいが、盛夏期を含めて週2試合のペースが必要な現況を肯定している訳ではない。何とかすべきと思ってはいる。しかし、現状の日程のまま、秋春制に切り替えようとすると、試合消化すらままならないと言う事は強く主張したい。
まず積雪地帯での試合消化が不可能であり、無理やりそれに目をつぶっても試合消化がままならなくなる。秋春制の実施は、現行の日程下においては不可能なのだ。
5.ではどうしたらよいのか
議論されるべきは、春秋か秋春かではないのだ。いかにして試合数を減らせるかなのだ。
こう書けば、試合数を減らす必要がある事はどなたでも同意いただけると思う。では、どの試合を減らすのか。冷静に見てみると、ほとんど試合数を減らせない事がわかると思う。
まずナビスコの見直しにほとんどの意味がない事は上記の日程整理を見れば理解いただけると思う。たとえトーナメントにしようが、ホーム&アウェイをやめて1発勝負ににしようが、既に代表選手が出場しない前提での日程形成になっている以上、ほとんど改善の可能性はない。
天皇杯についても、現状で既にベストメンバでない体制で臨んでいるチームが非常に多い。12月に入ってからは主力の外国人選手が帰国したり、秋口の試合ではJ2のクラブが2軍で臨んだり。ただし、リーグ戦が完了した後で、どの試合まで拘束されるかわからないトーナメント戦が継続する状況は、選手を休ませると言う観点では望ましくない。詳細は後述する。
ゼロックスとオールスターについては、スポンサ企業に、代表選手が抜けても構わない前提で別な魅力的なイベントを考えられれば、このリストから外せる可能性はあるかもしれない。ただし、ゼロックスのように過去30年に渡り日本サッカーに的確な協力をしてくれた企業に対しての厚い配慮は重要だろう。また、これまでのオールスターの代表選手出場に対する日本協会及びJリーグ首脳の異様な拘泥を見ると、相当な契約的拘束がある事が想像されるがどうなのだろうか。
代表試合数を減らす算段も必要だろう。ただし、これはこれで2重の意味であまり容易ではない。日本が参加する公式タイトルマッチ数は、コンフェデを除いて大体4年間で以下の通り、約30試合。
−ワールドカップ予選 14試合乱暴に4で割ると、年間7〜8試合ペースとなる。これらの準備のために、およそ2倍の有料国際試合はある事は、そう極端に多いとは言えない。
(06年予選は12試合、プレイオフに回ればもっと増える)
−ワールドカップ本大会 3試合〜7試合!
−アジアカップ予選 6試合
−アジアカップ本大会 6試合
また、ご承知のように酒精メーカがスポンサになってくれる国内の有料国際試合は、日本協会の貴重な財源となっている。これらを減らす事は、客商売の見地からも不可能に近いだろう。
以上を考慮すれば、やれる事は限られている事が理解されるのではないか。まず秋春制は論外である。対応のしようがない。
そこで、春秋制を前提として以下の施策を提案したい。
(1)J1のチーム数を16に減らす
これによりリーグ戦を水曜日にする機会を格段に減らす事ができる。個人的にはその上で2チーム自動入替、2チーム入替戦くらいの処置にすればよいと思う。いわゆる100チーム構想の実現のためにも、入替が頻繁になる事、下位リーグに陥落しても経営が成立する事、それぞれは活性化のためにプラスになるはずだ。
(2)天皇杯決勝の日程をずらす
決勝の元日開催にこだわる人がいるが、元日は必ずしも決勝開催には向いていない。1月1日は東京圏の人口が1年中で最も少なくなる日である事、当日の夜のTVは固定娯楽番組が行われ天皇杯決勝特集番組が組まれない事、翌日は新聞休刊日で露出が極端に少ない事など。過去元日の決勝が一種の風物詩だった時代もあるが、もはやサッカーの認知度は当時より格段に高く、拘泥する必要はないと思うのだが。
天皇杯改革には色々な考え方がある。
(A)年間の日本全クラブのチャンピオンシップと言う考え方を守るならば
日程を繰り上げ、11月の最終週を決勝とする。日程は日本中1ヶ月繰り上げる。
(地方の日程の繰上げは相当難しくなるのだが)
(B)予選から本大会決勝までを2年越しとする
天皇杯は2年越しの大会とする。
毎年3月から12月まで、1年間かけて各県代表を選ぶ。
毎年本大会は翌年3月からJクラブを加え実施。
決勝は7月の「海の日」、9月の「秋分の日」あたりに実施する。
(C)天皇杯は2年に1回とする
(B)をさらに発展させた考え方である。
タイトルの獲得頻度が減ると価値が高まると言う観点から検討の余地はあるかと。
(B)、(C)については、日本のチームの多くが1年サイクルで動いていると言う観点からは反論があるかもしれない。しかし、いわゆる学校チーム以外は本質的には1年サイクルには拘る必要がないと言う発想から考えた案である。
(3)シーズン
これらを踏まえて、毎年のシーズンは以下で運営する。
12月上旬のリーグ戦の終了を、シーズンの終了とする。これにより全選手が休養を取りやすくなる。12月上旬のリーグ戦終結後、入替戦と拡大トヨタカップのみが残る。拡大トヨタカップに日本チームが出場できなければ、入替戦が本当のシーズン終了の試合となる。拡大トヨタカップに日本チームが出ていれば、世界への挑戦がシーズン終了となる。
そして、3月上旬のリーグ開幕がシーズンの初めとする。
もし、2月に代表戦があるならば、今年のように1月半ばから合宿をスタートするしかないだろう。それでも代表選手に1ヶ月のオフを提供できる。
6.ところが
と、これまで考えてきた事を文章化してみた。
ところが、とんでもない事態が始まろうとしている。
来年のアジアカップ予選は1月14日と28日に予定されていると言うのだが、いったいどうやって対応するのだろうか?!これはとんでもない日程だ。
AFCの都合は知らないが、2月のタイトルマッチまでは何とか対応できた。しかし、1月14日のタイトルマッチに対しては対応のしようがない。14日の試合にB代表を対応させるにしても、それらの選手が全く休養が取れなくなってしまうではないか。
極論すれば、日本サッカー界始まって以来の危機的状況ではないか。
犬飼氏に訴えたい。
ピントのずれた秋春制を語っている場合ではないのだ。ただでさえ破綻している日程が、爆発しようとしている危機的状況なのだ。AFCに対して主張すべきは主張し、国内の日程をどう制御するか。
前任者がいい加減だったからと言って、貴兄がいい加減でよい訳ではない事を認識して欲しい。
年末にインカレをやっているわけですし。
元日の天皇杯決勝は、どれだけ理不尽でもずらさないほうがいいと思います。FA杯が未だに引き分け再試合にこだわるように、こだわるべき伝統にはこだわった方がいい。
今回唐突に2010年秋から秋春制実施という案がでてきたのは、おそらく最後に指摘されているようにアジアカップの影響があると思います。
2009年1月にアジアカップ予選2試合,2010年1月にアジアカップ予選1試合(ワールドカップ予選でオセアニア代表とのプレーオフを戦った場合は3試合),更に2011年1月(7-29日)にアジアカップ本大会が実施されます。少なくとも現行のまま続けると日本代表選手が酷使されてつぶれるのが容易に想像できる状況です。
だからといってここを含めて多くの場所で既に指摘されている通り、秋春制実施はデメリットが大きすぎるのもまた事実です。ただ、最終的に本質的な過密日程解消につながるというのであれば、今回を契機に秋春制を議題にする意味はあると思います。最終的に秋春制を採用するかどうかは別として。
この程度なら協会がその気になれば簡単にどうにか出来そうですし
「私は馬鹿です」
といいいたくてたまらないのかもしれません。
「オフ」期間はいつでもかまわないが、オフ期間開始直前に天皇杯の決勝が来るようにし、その後少なくとも4週間はどんな試合も禁止。うち2週間はチームとしての練習は可とするが、2週間は完全オフ。代表戦もACLも組まない。
オフ期間は、Jリーグにとっては、単なる中断期間でもかまわない。つまりJのシーズン中にこのオフ期間があってもいい。
Jの年度最終戦の後は、8週間程度チームに翌年のチームを作る期間と移籍期間を与えるが、選手をオフにするかどうかはチームに任せる。プレシーズンマッチはこの期間に行う。この期間と「オフ期間」はダブってもいいが、別々でもいい。別々の場合、J終了後の8週間は国際試合を組むことはできる。
オールスター戦は廃止する(日韓オールスターもやめる)。
その他に、
積雪地域にドーム型球場と十分な広さを持つ屋内練習施設を建てる(少なくとも1県に1球場+1練習施設)。資金調達はJリーグが中心となり国や自治体に働きかける。
ハードコアなサッカーファンを地域に根付かせ、雪が降ろうが槍が降ろうが球場へ足を運ばせる。球場へのアクセスの改善はどの地域でも必須。球場までの速く、暖かい移動手段の確保。ブンデスリーガやスコティッシュリーグの客の爪のあかを煎じて飲ませる。(飲まないか)
代表のためにクラブを減らす事は時代に逆行してますね。
欧州ではすでにWCを欧州でやらない場合は手を抜きがちですし
メッシの問題を見ても代表利権の非合理性がわかります。
にも関わらず、日本では相変わらず3世代の代表を行き来する選手もいますし
試合に出すぎて体を壊す選手もいます。
J1のクラブを減らすと喜ぶのは選手ですか?客ですか?協会ですか?
協会がある程度のスポンサー利権を断念すべきです。
今の協会は余計な金集めに走りすぎて、選手をないがしろにしています。
現状ではB代表チームを公式試合で使うことすらできません。
イタリアやスペインでなぜ代表の人気がなくなったのが分かりました。
日程の問題より深刻だと思いますよ。
広げて見せてくれる武藤さん、そして諸氏に感謝します。
で、ですね、
赤文字のでっかいフォントで強調されたのと同様の扱いで、お願いしたいのは、
(うまく表現できるか、あれですが、)
日本のサッカーにとって、〔何が大事なのか〕っていう整理を、ぜひお願いします。
日本代表の強化、世界に出れるクラブの創造、地域とクラブ、プレーヤーの疲労軽減、興行(観客動員)
私なんぞが考え付くのはこんなところです。
その上で、それら大事な事を、順位付け・関連付けして頂きたい。そして、Jリーグがそこにどう寄与するべきかを考え合わせることで、日程についてであればそこにある問題について考えたいです。
現在の私では、1番大事なのはクラブなので、クラブ都合の日程でいいや。(寒くても行くし、暑い時期は疲労するプレーヤーに悪い)
代表もそりゃ大事だけど、代表を運営する側がクラブとよく調整してくださいって感じだな。
書かせていただきます。
●真冬に試合をするわけではない
当然12月〜2月はウィンターブレイクになると思われます。
真冬の雪の降る中に試合をするわけではありません。
それでも北方のクラブには多少のハンディキャップがあるとは思いますが
でもそれが「不可能」というほどのものではないと思います。
ウィンターブレイクを考慮した上で「不可能」であるというのならば
その理由を教えて頂きたいです。
●夏休みが本当に稼ぎ時?
夏休みが本当に稼ぎ時になっているのでしょうか?
以前、何かで見たデータでは、7月8月にとくに観客数が伸びているわけではありませんでした。
夏休みでもっと増えていいにもかかわらず増えていないということは
実質減っているということです。
理由は「暑すぎて観戦どころではない」「熱中症が怖い」などでしょうか。
秋春制にして寒さによる観客減を心配している方が多くいますが
今は今で、暑さから観客が減っているのです。
目立った数字として現れていないだけです。
いずれにしてもその辺りのデータを協会なりメディアが出してほしいですね。
●年間70試合?
実際に年間70試合もするプレーヤーが何人いるでしょうか?
いたとしても2〜3名でしょう。
昨年の鈴木啓太でも65試合ぐらいだったと記憶しています。
ほとんどの選手が年間40試合以下です。
年間70試合のところに基準を持ってくるのは極端だと思います。
●同じ70試合でも秋春制ならできるかもしれない
真夏の1試合は、涼しい時期の2〜3試合に相当する体力を使います。
秋春制にして真夏の試合を涼しい時期にうつすことで
同じ70試合でもかなり選手の負担は減るのではないでしょうか。
単発な反論ばかりで失礼しました。
J1(34節)
0724,31,
0807,14,21,28,
0904,11,18,25,
1002,09,23,30,
1106,13,20,27,
1204,11,18,23,
0226,
0305,12,19,26,
0409,16,23,30,
0507,14,21
ナビスコ&ACL(予選)
0825,
0908,22,
1013,27,
1110
ナビスコ(決勝まで)
0219,
0316,
0420,
0503
ACL(決勝まで)
0209,23,
0309,23,
0413,27,
0511,24
天皇杯(J1)
1103,23,
1226,29,
0101
ACLも秋春制に移行、決勝は5月
JI平日開催ナシ
ナビスコJ1(14)J2(22)合計36チーム9グループでH&A予選
勝ち抜け12チームとACL参加4チームで決勝トーナメント,以降1発勝負
ナビスコ平日以外開催0219,0503(0922)の2〜3回
振替必要の可能性がある日 J1 ナシ
2011年1月 アジアカップ開催(0107-0129)
代表
1016,20,
0330,0402
ゼロックス 0718
J1ホームゲーム開催 最低20試合
J2(42節)
0719,24,31,
0807,14,21,28,
0904,11,18,25,
1002,09,23,30,
1106,13,20,27,
1204,11,15,18,23,
0226,
0305,09,12,19,23,26,
0403,09,13,16,23,30,
0504,07,11,14,21
ナビスコ(予選)
0825,
0908,22,
1013,27,
1110
ナビスコ(決勝まで)
0219,
0316,
0420,
0503
天皇杯(J2)
1017,
1103,23,
1226,29,
0101
J2平日開催1215,0309,0323,0413,0511の5回
ナビスコJ1(14)J2(22)合計36チーム9グループでH&A予選
勝ち抜け12チームとACL参加4チームで決勝トーナメント,以降1発勝負
ナビスコ平日以外開催0219,0503(0922)の2〜3回
振替必要の可能性がある日 J2 0504
J2ホームゲーム開催 最低24試合
JFL(34節)
0724,31,
0807,14,21,
0904,23,26,
1002,09,23,30,
1106,13,20,27,
1204,11,18,23,
0226,
0305,12,19,26,
0402,09,16,23,30,
0504,07,14,21
天皇杯予選
0828
天皇杯(JFL)
0911,18,
1017,
1103,23,
1226,29,
0101
地域リーグ
地域決勝は5月、全社は4月、
もしくは地域リーグ以下昇降システム見直し
参考
前期スイスリーグ(36節)0718-1209 & 0202-0510
今期オーストリア(36節)0708-1213 & 0221-0530
留意点
ウインターブレイク前後の寒冷地の2〜3試合は
アウエーの必要の可能性アリ。
今期札幌ホーム試合日 0315 1206
今期山形ホーム試合日 0320 1206
秋春制(夏春制?)にした場合の問題点
JFL以下のリーグ整備
1.チーム数の検討
2.リーグ間の昇降システムの見直し
新会長は川崎にアホな発言しちゃったからメンツ上廃止はしないだろうけど。
とありますが、確かにウインターブレークを導入するなら試合は有りません。
が、この期間はオフではないので、練習はしなきゃならんのですよ。
その練習はどこでするのですか?雪国クラブは練習するなと?
ウィンターブレーク中の練習の件ですが、春秋制の現在でも2月はキャンプで練習してますよね。チームの始動ってだいたい1月末だったような。
キャンプができないような雪国の貧乏クラブだったら、春秋制でもシーズン前の練習ができません。
だから練習の面でもそんなに秋春と春秋で違いがないような気がするんですがどうでしょう?
http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20080713-383135.html
>「選手をスポイルしすぎだ。試合翌日のクールダウンなど、そこまでしなくてもいいと感じることはある」とはっきり言った。
と発言しています。
犬飼会長は過密日程をどうにかする気なんてさらさらないでしょう。
あるのはどう儲けるかだけ、前会長以上の商業主義かも。
前会長が少しは頭の片隅にとどめていた、日本サッカーのレベルを上げる、地域に根ざしたスポーツ
といった理念もどっかふっとんでそう。
そりゃ経営が立ちゆかなくなったら元も子もないのですが、設立趣旨を忘れて欲しくはないですね。
想像力の欠如を偉そうに語られるのは痛すぎます。
ウィンターブレイクがどうこうという問題ではないんですよ。
いっそのこと、JFAを表日本側と裏日本側で分離させますか?
1国1協会なんて厳密には守られてないルールですし、
それで表日本側の金持ちどもは納得するでしょう。
表日本側からすれば秋春制が自然なのは理解できます。
世界では年間60試合以上やっている選手はたくさんいる。
世界と戦うには年間60試合でも耐えうるだけの体力が必要。
たかだか40試合ぐらいで過密日程などと騒ぐのは選手を甘やかすだけ。
といったような主旨の発言をしていました。
自分は一理あると思います。
この主張が正しいかどうかは別として、こういう考えの持ち主であれば、
川崎のベストメンバー発言も筋が通っているというか、理解できます。
自分はこの意見を聞いて犬飼に対するマイナスイメージが少なくなりましたが
皆さんはどうでしょうか?
>想像力の欠如を偉そうに語られるのは痛すぎます。
>ウィンターブレイクがどうこうという問題ではないんですよ。
ブログ等を見るとあなたのように「実際に行ってみろ」「実際に生活してみろ」
といったものばかりです。
わざわざそんな手間のかかることをしなくても
なぜ無理なのかその理由をはっきり書いてくれた方が早いのに。
確かに私は温暖地域の人間です。雪かきもやったことありません。
秋春制について甘く考えている部分があるかもしれません。
それをどうか教えてくださいませ。
「旅行されてはいかがですか」ではなくて。
練習どうのこうのだけではなく,万が一,全チームにドーム球場と立派な室内練習場があっても,
「飛行機が飛ばない,新幹線が動かない」ということが起こりうるんですよね.
仙台スタジアムでは11月に席取りのためのシートが雪で埋まったこともあるし,3月の開幕戦で朝の7時からサポーターがスタジアムの雪かきをしたこともあるし,4月の平日ナイターで雪が降った事もあります.
「寒さで相手は動けないだろう」と強気に出たら,仙台の選手も動けず,怪我まで・・・.
私はどんなに寒くても,絶対にスタジアムに行くと思いますが・・デメリットの方が大きいのでは・・.
Jビレッジ使い放題ってのはどうでしょう?
あるいは別の場所でキャンプやりたいなら、
補助金をリーグあるいは協会が出すとか。
単に寒い、風邪引く、怪我する。それだけでの問題ではありません。
雪が降れば、視界が妨げられ試合が出来なくなることも想定されます。
(昨日のような雷雨で中止になったり、台風で延期になったりありますが、そういうリスクが増えます。)
北国の雪はパウダースノーですから、関東以南の雪と違い、すぐ解けません。
雪かきしたそばからすぐに積もっていきますので、試合前だけの除雪では効果が無いこともあります。
また、積もった雪をそのままにしていたら固まってしまいますので、ひょっとしたら試合のない日もメンテナンスが必要なのでは?(座席とか。ピッチも除雪車では芝が傷みますし、気を使わなくてはなりません。)
交通機関が麻痺して、観客の帰りの足が奪われることにもなりかねません。
雪のない地方のサポが雪国に来る事はリスキーではないかと。。。
今よりも遥かにリスクが多く、手間もお金もかかることが目に見えています。
ネガティブなことばかり並べてしまいましたが、これらのことをきちんと考えて上で、不公平の無いような形にしてもらいたいものです。
本人は自分の想像力の無さにぜんっぜん気がついてないところが滑稽さに輪をかけてるわけだがw
寝言ほざく前にせめて「2008年07月28日 16:41」への反論くらいすればー?
まぁ実際にやってみてだめだったら元に戻せばいいだけのような気がしますけどね。
その時期(12月〜2月)はウィンターブレイクになるはず。
なので、そもそも、そのような問題は起こりません。
>寝言ほざく前にせめて「2008年07月28日 16:41」への反論くらいすればー?
「2008年07月28日 18:37」で別の方が答えていますけど。
自分もまったく同意見でした。
異論反論を待っているのはこっちの方です。
別に来年からいきなり導入しろというわけではなく、ゆっくり時間をかけてやることですが。
欧州で実際に豪雪の中試合をしてるのを何度も見たことがあるし、「雪が降るから無理」というのはよくわからない。
それとこれは普通に質問なんですが、山形のチームは雪が降ってる間、毎年全然練習をしてないんですか?「実際に行って見ろ」じゃなくて普通に質問に答えて下さい。
一番の理由は、北国(雪国)チームのハンディキャップが大きすぎるからです。
規模、資金などの条件が一緒で、北国(雪国)チームが不利な点を記載します。
@チーム強化のための練習の機会が少なくなる
・雪に閉ざされた場合、練習再開のための、雪掻きの時間的・体力的・経済的な負担が大きい
A冬の試合の観客減(特にナイトゲーム)による入場料収入減
・冬の夜の観戦のためのインフラが整備されてない地域もある
・サッカー文化が根付いた欧州とは違い、まだ日本ではライト層はそこまでして来ないのでは?
B上記@Aの理由から、有望選手の獲得に対し、ハンディキャップとなることが予想される
収入も少なくなり、練習機会も減り、さらに有望選手も入って来難くなるのでは、チーム強化が困難であると考えます。
無理やり試合やろうとするなら雪の上だってできますよそりゃ。問題はそこじゃないだろー(^_^;)。
てか12月から2月のウインターブレイクて
春秋制と大して変わらないじゃん(笑)
山形でなく仙台在住ですが。
2月は南国でキャンプしてます。
チーム始動は基本的に1月終わりごろ。
オフという意味も勿論ありますが、そもそもその時期地元に居ちゃチームとしての練習が成立しない、ってコトです。
あ、ついでに言うと、3月初頭開幕のJでここ最近仙台・山形のアタマ2節はアウェーです。雪を避けての配慮。
その時期はウィンターブレイクになるから、って人、
そもそもこのエントリは日程問題について語られているのですよ。
すっかりブレイクしちゃったら今までと変わんないんだから、真夏も今まで通り目一杯試合しなきゃいけないじゃないですか。
秋春制ならシーズン切り替わりの時期にですよ?
新チームの立ち上げも満足にできないままシーズン突入ですか?
そんなリーグで監督引き受けたくないなぁ・・・
と言っても、解らない人には解らないみたいなので、やっぱ「ひと冬過ごしてみてよ」が結論ですかね。
日本より欧州サッカーの方が好きな人はそう考えがちなんでしょうかね。
「試合の日だけの問題ではない」ということです。
http://www.city.sapporo.jp/kensetsu/yuki/jigyou/budget.html
こちらに札幌市の雪対策費を示したグラフがあります。
簡単にするため「道路除雪費」のところだけを見ていただきたいのですが、車道・歩道の「除雪」にかかる費用が29億円なのに対し、運搬排雪と雪捨て場の管理費がその倍の56億円です。
これが何を示すかおわかりですか?
除雪するだけならまだいいんですよ。しかし、世界最大の豪雪地帯である日本(人口100万以上の都市では札幌、人口30万以上の都市では青森がそれぞれ世界最大の降雪量です)では、雪を運んで捨てるのに、除雪の倍の費用がかかるということです。除雪すれば試合も練習もできるという人は、
「雪国では雪は溶けないから雪国になる」
ということをわかっておられないように思われます。除雪した雪をさらにどこかへ持って行くという経験がないからでしょう。
ヨーロッパで冬に試合ができるのは、単に雪の降る量が日本に比べて比較にならないほど少ないからにすぎません。
さらに、ドーム型競技場を作れば解決するというものでもありません。当然芝生の養生の問題があります。このために札幌ドームの冬期のサッカー開催は不可能です。
「じゃあ人工芝」とすぐに言う人もいますが、札幌ドームって別にプロ野球とサッカーだけで使うわけでもないんですよね。冬の間は様々なイベントが開かれるわけで、そうしたときは人工芝を外さなきゃいけない。フィールドターフって外すのにやたら手間がかかるんですよね。
だったらサッカー専用屋内競技場を作れ?
それはすばらしいアイディアです。お金さえあればね。
いまの春秋制でサマーブレイクをとればいいと思います
その際、試合消化が鈍るので、ナビスコ杯を無くす
ナビスコ杯って要らないでしょ
0323,0413,0427,0503(J2の日程変更の必要アリ)
代表
1016,1020,0330,0402の他に
代表日程の予備日として0817,0904,0907,1117,0223
(2010-11のJ日程で振替が必要な日0904)
Aマッチデーに強制的に召集可能なのは7日まで。
しかし、今までと同じように、W杯開催年の前後のシーズンの日程のやり繰りは必要。例えば、平日開催を増やしたりとか。
シーズン終了後の選手契約は、5月中にはじめれば、それほど長くかからないのでは?
今期シーズン 0308-1206
0308から0226(約10日間)
1206から1223(約20日間)
の変更で、積雪地帯のチーム運営をやり繰りできるかどうか!
↓
その中で浮かび上がった過密日程問題を提起する。
↓
J1の16チーム案の検討を開始する。
なんて、深慮遠謀だったらいいんですが。
リーグ終盤の消化試合の観点とか、入れ替え戦自体の盛り上がりを考えるともったいない、
というのも分かりますが。
J1:4ヶ月(12〜2月・6月)
J2:3ヶ月(12〜2月)
JFL:3ヶ月(12〜2月)
です。
秋春制で12月〜2月をウィンターブレイクにしたら、ナビスコ・天皇杯改革で多少試合数を減らしたとしてもオフはどれだけ取れるんでしょうね。
(いくら他の方から指摘されでも自覚できないようだし)
アナタが応援してるチームは春先に南のほうでキャンプ張ってないんですか?
秋春制にしてウインターブレイク取ってその間は北のチームも含めてみんな温暖地でキャンプ張るのって、それはいまと何が違うと思うんですか?
あ、応援してるのは欧州ビッグクラブですかそうですかw
そもそもアナタの4つの●が武藤さんのエントリと主旨がずれていることぐらいは気付いてくださいよ
バッカみたい
北欧やロシアのリーグは冬にやってないよ。
「たまに」雪が降るところと、「常に」雪が降るところの違い。(北欧やロシアはマイナス40度とか気温も半端ではないが)
ということをわかっておられないように思われます。
なるほど。確かにこのことは私も知りませんでした。ありがとうございます。
その影響がしなくてはならないのが、
練習場と競技場だけではないから。
相手チーム選手・サポの移動用に最低でも
「競技場最寄の交通機関〜競技場間の道路」
までの除雪は必要ですよね。
だれがコスト負担してくれるのでしょうか。
また、雪がひどい場合は飛行機が飛ばないなんてこともあるわけで、相手チームが来られないなんてことも低くない確立で起こりえます。
更に観戦時ですが、
3月の新潟ですら天候が崩れると
スキーウエアクラスの重装備でも寒くて死ねます。いわんや雪なんぞ降ろうものなら。
(雪国では3月に降雪は別に珍しくは無いです。)
コスト面に関しては、全クラブチームで費用負担することにすれば解決しますが、
観戦時の不都合は解消するのは難しいと思います。
ドーム型競技場については、芝生管理や施設の維持費から考えると現実的ではないと思います。
推進派の人たちは、具体的にどうやって解決するつもりなんですかね?
秋春制支持人さんがここまで「理解力と想像力の欠如した馬鹿」呼ばわりされて一方的に罵倒されるのはやりすぎで、却って説得力を下げています。粛々と反論すればいいだけではないでしょうか。
現状の日程問題にスポットを当てるという意味では、今回の犬飼氏の提言は良いきっかけになりうると思います。
山形では、「雪が降っている」程度であれば、通常の練習は行われます。
しかし、積もってくると事情は変わってきます。滑りやすくなりますし、シーズンの初めと終わりの、比較的気温が高く雪が解けやすい時期は、芝が水分を含んだ状態になるため荒れやすく、使用できなくなります。
では、除雪をすれば?とお思いの方もいるかもしれませんが、グラウンドを掘ってしまう除雪機は芝を著しく傷めるため、使用できません。除雪しようとすれば、スコップ片手に人力に頼ることになりますが、ご存知のようにピッチはあの広さです。表面にサラッと積もった雪をかき出すだけでも、20〜30人で2時間程度はかかります(さらに積雪が多ければそれ以上の時間がかかります)。それでも多少は雪のかき残しは出てしまいますし、雪かき作業の最中にさらに降り続けば、そうした努力も水の泡になります。
冬になれば、今日使えた芝の練習場が明日使える保証はありません。雪が降るかどうかは天気情報で入手できますが、「降る」と言われたところで、そのたびに除雪要員を手配・確保するのも困難です。
その際の対応としていくつか方法はありますが、山形では人工芝コートが1面使えます(あくまでも山形県の施設なので、他に使用の予約が入っていなければ、ですが)。ただ、除雪は必要になります。スタッフが早出して動ける分だけなんとか除雪したりますが、それによって練習開始が大幅に遅れたり、練習時間が短縮されたりしますし、フルコートを使うことも難しくなるため、ボールを使ったトレーニングはかなり制限されてしまいます。屋内多目的アリーナという屋内施設(これも県の施設です)があるものの、床が硬いため長時間や連日の使用は厳しいものがあります。
いずれにしても、予定していたトレーニングを消化できず、選手のコンディションづくりや技術向上といった面で、大きなハンディキャップを背負うことになります。
雪のない地域に移動する手もありますが、そんなわけで山形県内はどこも積もっていますので、往復2時間ほどかけて雪の少ない太平洋側の他県に練習場を求める場合もあります。雪のない場所で練習できるだけマシだという考えもありますが、そこが常時確保されているわけではありません。また、移動の負担もありますし、マッサージや入浴がすぐ施せないこと等も選手の負担になってくると思われます。
もうひとつの対処法は、「練習キャンセル」。これは試合までまだ日数があったり、選手の疲れがたまっているときに取られる手段ですが、試合前日などはそんな悠長なこともしていられません。
雪の件に関しては、スタンドや駐車場の除雪など、試合を興行として成り立たせるためにはクラブとして相当なハンディキャップを背負うことになりますが、長くなりましたので練習に関することだけ、説明させていただきました。
>「理解力と想像力の欠如した馬鹿」
馬鹿とストレートに言っちゃってるのは、あなたお一人ですよw。それとも、油を注ぐのが目的ですか?
秋春制支持をハンドルネームにしてコメントしてる人も、それ以外の多くの人も、単にこの場を借りて自分の言いたいことを言ってるだけ、というか、そもそもblog本文をよく読んでいないんじゃないか、という気がするんですが。
ブログ主の武藤さんが秋春制は過密日程問題をひどくするだけと言っておられるのですから、
秋春制支持の人がそのデメリットを補ってあまりあるメリットを呈示すればいいのですよ。
いまのところ、真剣にそれをやろうとしているのはNOさんだけのようですが。
他の人は「やろうと思えばできるんだ」としか言ってないように見えます。
なぜ秋春制がそんなにいいのですか?そこからでしょう。
とりあえず秋春制でも暑い時期は避けられそうにないし。
外人を取ったり日本人が海外へ出るのが容易になるというのも、
あまり大したことではない気がするのですが。
まずシーズンの真っ最中にバレーとフッキを強奪されることを防げる。
それとこれが一番重要だと思うのだが、
「サッカーで寒くて死ぬことはないが、暑くて死ぬことはある」
という点です。実際に中村剣豪が熱中症にかかったことはありました。去年だけで世界で6人のサッカー選手が死んでいます。
これから温暖化がどんどん進む中でこれが一番致命的な問題だと思うが、何故今までの人はこの点に触れてないのかよくわかりません(笑)
日程の問題もナビスコを減す、J1チームを減らすなどすればどうとでもなるようです。
今の日程で秋春にするのが意味が無いというのはわかるが、試合数を減らした上で秋春にすればメリットはあります。
だから私は秋春支持というより「8月にサッカーをするべきではない、」と思っているわけだ。
それと武藤さんは「秋春は不可能だ」と言ってるのだが、ここまでみても金と労力をかければ解決できる問題ばかりのようです。それなのに何故「不可能」と断言するのか、なんか武藤さんらしくないなと思ったので反論しました。
長文ですいません。
それを全部サッカー関連につぎ込んだら北国の住人は生活なんかできないわけで。
Jで死人がとか言ってる場合じゃなくて地域住民そのものが死んじゃいますよ。
結局は「想像力」に尽きますよね。
日本のクラブが全て産油国の王様所有ならば可能でしょうが、残念ながら現実は零細クラブばかりです。
日本における秋春制の最大のデメリットである積雪問題をクリアする為の至極現実的な方法を論じれないことには、秋春反対派を誰も納得させることはできないでしょう。
ちなみに自分は雪が積もらない地方の住人ですが、ある用で積雪地域・新潟に真冬の数ヶ月暮らしたことがあります。
一晩で背丈ほど積もる雪、酷いときは雪のせいで4日間も全く動かなかった鉄道、下ろし続けないと屋根が潰れてしまうかもしれないほどの積雪・・・
はっきり言って同じ日本とは思えないほどでした。
想像力云々と書かれてありますけど、生半可な想像力じゃ補えないほどの豪雪地域の積雪事情、これはやはり身をもって経験するのが一番です。
非雪国人が言うんだから間違いない。
※中村剣豪って・・・彼も代表に定着してきているのだから、いい加減「憲剛」と正確に打って欲しいところです。
ちょっと思ったのですが
−ACLの1次リーグ(ナビスコ1次ラウンド)6試合
−ACLの2次トーナメント 6試合
−拡大トヨタカップ 3試合
−天皇杯 4試合
↑の試合は、日本代表の試合と重複開催できないでしょうか?
そうすれば年間71試合から60試合ぐらいまで減らせると思うんですけど。
もちろん日本代表の試合は親善試合に限るし
ACLの時には出場クラブからは代表を選ばないようにするなど
決め事が必要ですけどね。
犬飼新会長の馬鹿げた発言というと、これもそうなのだが、あいにくこちらはその馬鹿ばかしさの気づく割合が少ない。
死んだ選手の中で、オドネルやミクロス・フェヘルは冬に死んでます
湘南にいたコロンビア人も確か、冬だったかと
突然死に季節は関係ないです
これは断言できます
きちんと調べてから書いてください
解決されたとしても、本来雪で埋まっている200×400メートルくらいの
領域を除雪し、サッカーが出来る程度に加温するにはそれなりに
エネルギーを投じる必要があるわけです。現状原子力発電に
風当たりが強くなっている以上、エネルギー源としては
原油か天然ガスか石炭を燃やすしかありません。
たかがサッカーのために貴重な化石燃料を燃やし、無駄にCO2を排出するの?
という問題もあるのですよ。
北国の人は関東以南の人より遥かにCO2を排出しています。
移動手段は自動車ですし冬になればストーブを焚きまくりますからね。
「そんな土地に住むな地球の敵め!」という意見もあるでしょうが
それはこの場で議論すべきではないでしょう。ただ、
現状で北国の人が出しているCO2は生活のために必要なものであり、
サッカーの練習や試合のために排出するのはそうではありません。
外には雪が捨てるほどあるんですからサッカーよりもスキーをする方がはるかに自然です。
この辺の環境負荷に関しては慎重な議論が必要なんですが、
積雪下でサッカーをすることの負荷が低いとは到底思えません。
これからCO2排出量を減らしていかなければならないのに
新たな排出源を創出することは社会通念上許されることではないですし、
スポンサーも行政も環境負荷を与える施策に対して
資金を提供するわけにはいかないでしょう。
Jリーグがサッカー以外の一般社会を巻き込む形で発展してきた以上、
サッカー内部だけの都合で済ませられないことは山ほどあるんですよ。
まあだから、それをどうにかするアイデアを犬飼とかいう奴は持っているんじゃないんですか?私にはわかりませんけど。
>>突然死に季節は関係ないです
これは普通に知りませんでした。失礼。
どうやらこの場で反対派の人を説得するのは不可能ということはわかりました。確かに雪国のつらさは住んだ人にしかわからないことなんでしょう。ただ犬飼という奴はかなり強引な辣腕家らしいので、ネットで言うよりなんらかの行動を起こす方がいいと思いますよ。抗議文を送るとか。
賛成派の方はウィンターブレイク前提で主張していますよね?
どうも議論が噛み合っていないように感じるのですが・・・
俺も読解力がないのかなw
ウィンターブレイク前提の秋春制にした場合、
現状の過密日程はどうなるんでしょう?
更に過密日程になりません?
本末転倒じゃないですかね?
ただしAFC全体としてのカレンダー調整を
前提として。
反対派はまるで"夏の"甲子園に拘る
高野連の爺さんたちの様にも思える。
国際大会を視野にいれれば、
現状のAFCカレンダー自体問題がある事は確か、
いずれ改正に向かうのは自然な流れではないか?
それを切り捨てて国内のみの修正ということで
不可能と断じるのは些か狭視野ではないだろうか?
いずれにせよ選手への負担、
競技レベルの維持、向上を考えれば、
夏季開催は避けるべきだと思うが…。
シーズン中だから、国内選手に関して言えば、契約期間中のはずですから、ある程度は柔軟に対応できるでしょう。
現在のカレンダーでも過密日程なのに、現在のオフシーズンと同等の長さでウインターブレイクを取り、秋春制で夏場をオフシーズンにしてしまうと、さらに過密になるというのが問題だと思います。秋春制だと夏場は契約の切替り時期だから、春秋制ほど自由に日程は組めないでしょう。
「真夏にサッカーさせたくない。」というのがきっかけだったようだし。
秋ー春制というより「サマーブレイクを取る」と言ったほうがわかりやすいか。
シーズンオフの夏に複数年契約じゃない選手を移籍金ゼロで持ってかれるだけじゃないの?
シーズン途中でも移籍金が発生するだけましだと思うが。
そういう、特殊な選手のことを中心にして考えるべきではない。
リザーブリーグだってやってるぐらいなんだから、寧ろ足りないぐらいに思ってる選手だっているはずだ。
そういう選手の出場機会が増えた方がいい。
問題なのは、ベストメンバー規定である。
もはや、Jリーグは選手を見に来てるんじゃなくて、チームを応援しにきてるんだから、監督が勝ち点が取れると思って送り出した選手にサポーターは納得するはず。
よって、ターンオーバー制を認めることが重要である。
とくに、ACLに出場するチームに関しては、積極的に認めるべき。
秋-春制は認められない。
ナイターで飲むビールが最高にウマイから。
むしろ、シーズン中なので調整もしやすいと思いますよ
逆に強みだと感じています
シーズンオフにロクに休めず、体を維持し続けるのは容易ではないでしょう
事実、日本が合わせようとしている欧州では、
秋春制から春秋制へのシフトを提案したりしています
日本と逆です
日本が秋春制にしたら欧州主要国が春秋制になってしまった…
なんてことになったら、どうなるんでしょうね
上記お三方のご意見にもかなり同意
秋春制にしてウインターブレイクをたくさん取るなら日程問題は解決しないですし
犬飼氏もかなり進んでるというなら具体的に示して欲しいなーと思います
やればできるだろというのは提案とは言えないですよ
冬の観客に付いて説明すると、寒い時は外にでたくなくなりますし、雪が降ると電車も止まるし移動も大変なのでクラブの経営が成り立たなくなります。スタジアムの駐車場や客席の雪かきもすごい時間とお金がかかります。
日程の緩和はターンオーバー制と天皇杯の時期をずらすという案しか思いつかない。
決勝の元日開催にこだわる人がいるが、元日は必ずしも決勝開催には向いていない。1月1日は東京圏の人口が1年中で最も少なくなる日である事、当日の夜のTVは固定娯楽番組が行われ天皇杯決勝特集番組が組まれない事、翌日は新聞休刊日で露出が極端に少ない事など。
まずは小手先の改善として決勝は12月23日に開催すればと思う。祝日ですしね。今よりオフが9日間増えます。
最もこの祝日はその性格上、将来は移動してしまいます。しかし、4月29日が現在も祝日であることを考えると、12月23日もおそらく祝日であり続けると思うのですが。
「いや別に不可能ではないよ」、という議論がされるのは当然のことでしょ。
まあ、犬飼の出す案を待ちましょう。あまり期待できないけど。
みなさんの意見にはとてもついていけない
にわかからのコメントです。
秋春制ですが現在賛成の立場を取ります。
いろいろ問題はありますが、
秋春制により、マスメディアへの露出
やテレビ中継の可能性も模索できるのではないでしょうか?
これらが手に入ればサッカー界がさらに経済的に潤いサッカーの強化につながると思います。
おりしもどっかのスポーツの全国中継がテレビ中継を低視聴率で打ち切られることが規定路線のようですから。
ナンボです。
代表に出ている選手がどのクラブに所属しているかも一致してない人を巻き込めて多額の金が転がり込むと思います。
いずれ、サカマガか、サカダイに、ロングインタビューが出るだろう(ナンバーごときに期待はしないが)が、その時に、どれだけの話を引き出せるかだ。
もっとも、話の聞き手に講釈師並みの器量があるかどうかは分からないのだが。
>マグナカルタさんへ
貴方は、理不尽な伝統の日程にこだわって代表強化・国内活性化の支障をきたしているラグビーみたいになりたいのか?
そもそも元旦決勝なんて、たかだかで、伝統ですらないし…。
秋春制度支持者がいるんですね。
いちおう追記しておきますが、
日本だけでなく、
ロシア、ノルウェー、スウェーデン、ラトビア、
フィンランド、リトアニア、アイスランド、
アイルランド、ベラルーシ、アルメニア、エストニア
などのヨーロッパの国が
日本と同じ春秋制度でやっています。
その国の気候に沿った開催時期じゃないと無理ですよね。