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はみ出し銀行マンの投資相談室 Vol. 14 「株安って言うけど、私たちの生活に影響はあるの?」

 はみ出し銀行マンの横田濱夫氏が、悩めるMoneyZine読者の投資相談に答えます。投資相談 Vol. 14は、「このところの株安がどう自分の生活に影響するのかわからない」という34歳・主婦の方からの相談です。(バックナンバーはこちら

今月の読者からの投資相談 Vol.14

 横田さん、こんにちは。 「連日、株安が続いています」「日経平均が1万円を割りました」などとテレビで騒いでいますが、私は株も買っていませんし、株が下がったぐらいで自分の生活にどう影響するのかピンときません。なぜ皆さん、こんなに騒いでいるのでしょうか?(34歳・主婦)

■はみ出し銀行マン・横田の答え

 ほんと、大変な株安だよねえ。日経平均は8000円近くまで下がちゃったし、アメリカ発サブプライムローン問題が、ここまで大きく日本にまで影響してくるとは正直、去年の今ごろは思っていなかった。

 おまけに強烈な円高でしょう。  円高ということは本来、日本経済が相対的に評価されている、ということなのに、株価やリートの下げは、むしろアメリカ本国よりひどいもんなあ。

「アメリカがくしゃみをすれば、日本は風邪をひく」と昔からよく言われるけど、こうした状況を目の当たりにすると、やっぱり日本は自立してないなあ、属国だなあ、と思っちゃう。

 アメリカを中心とした外国人投資家が、当初、あわてて日本からカネを引きあげた、という事情はある。にせよ、日本の投資家が自らの判断で、自国の経済を評価できないところが、なんとも情けない。

■不安を煽ってナンボの商売

 ご質問の中に「テレビで騒いでいますが…」とあるが、まさにそのとおりだと思う。古舘伊知郎が番組の中で、深刻ぶった表情をして見せたり、素人への街頭インタビューでは、そこらのオッサンオバチャンの悲痛なコメントばかりが流される。

 でもまあ、ある意味これもしかたないんだよね。テレビというのはもともと「人の不安をあおってナンボ」の商売なんだから。

■無責任なテレビ業界

 視聴率を取るためには極力、感情的な内容にしたほうがいい。そのためには一方的な意見ばかりを並べ立て、対立する意見は放送しない。

 だからもし、街頭インタビューで「大きく下げた今こそ投資のチャンス!」なんて笑顔で答える人がいたとしても、当然そのコメントは不採用。

 識者へのインタビューで、多方面からいろいろなことを述べても、その中の暗く悲観的な部分だけを用い、明るく楽観的な部分はすべてカット。つまり最初から、テレビにはシナリオがあるんだよな。別の言葉でいえばヤラセだ。

 だからあんなものは、ニュースでもなんでもない。騒ぐだけ騒ぎ、社会不安を煽るだけ煽り、それによって消費心理が落ち込んだり、さらなる株安を招いたとしても知ったこっちゃない、というなんとも無責任なしろものだ。その分、見てるこっち側としても、最初から割り引いておく必要がある。

■逆資産効果のトバッチリ

 とはいえ、今回の株価大暴落が、生活にまったく影響しないわけじゃないよ。いくら株を持っていなくたって、その影響は計り知れない。(次ページへ続く)


横田 濱夫[著]

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