高砂西港内に盛り立てられていPCB(ポリ塩化ビフェニール)を含む固化汚泥の恒久対策で、高砂市の市民団体「高砂政経懇話会」(加古秋晴会長)は、恒久対策の工法を拙速に選定しないよう求める要望書を、井戸敏三知事と高砂西港再整備推進協議会の斎木崇人会長(神戸芸術工科大学長)に提出した。
恒久対策を巡っては、県の「技術検討専門委員会」が「全量撤去」「現地封じ込め」など3案を取りまとめている。
要望書は「住民説明会が2回あったが、さらに幅広く市民の意見を聞くべきで、次回協議会で工法をきめるべきでない」としている。また、斎木会長が出席した住民説明会開催や協議会の公開も求めている。【成島頼一】
〔播磨・姫路版〕
毎日新聞 2008年10月10日 地方版