関西活性化へ５テーマ…関経連が「ビジョン２０２０」策定

　関西経済連合会は７日、関西が目指す将来像を描いた「関西ビジョン２０２０　関西、おもろい！」を策定した。関西が潜在的に持つ「突破力」を発揮して世界に貢献することを目指し、「環境・エネルギー革命」など関西活性化に向けた五つの重点テーマと、具体的な取り組みを掲げた。

　「環境」関連では、関西文化学術研究都市で住宅向けの太陽光発電や燃料電池などの開発と普及を促す。ＪＲ大阪駅北側の梅田北ヤード２期地区は、環境にかかわる新技術の商品化を後押しする“ビジネス創出の場”にするべきだとした。

　「くらしを面白くするビジネスで世界をリード」では、再生医療を専門とする医療センターや、世界の優秀な漫画作品を選ぶ「マンガ・アカデミー賞」の創設を提言した。このほか、「世界のものづくり拠点に」「知識と知恵の一大集積・創出拠点に」「道州制の実現」なども盛り込んだ。