石見銀山の岩を無断採取 島根大生、卒論の一環で島根大学は10日、総合理工学部4年生の男子学生が9月、世界遺産の石見銀山遺跡(島根県大田市)の岩盤遺構や岩石をハンマーでたたいて削り、卒業論文研究の試料として無断で持ち帰っていたと発表した。 県と市は、文化財保護法違反の可能性が高いとみて、大学側から詳しい事情を聴いている。 県などによると、男子学生は火山関連の研究の一環として、9月9日と16日、坑道から掘り出された岩石や坑道入り口近くの岩盤など複数カ所をハンマーで削り取ったという。 島根大学は「遺跡の価値を高め、保護するために指導的役割を果たすべき大学として、重大な問題と受け止めており、深くおわびする」としている。
【共同通信】
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