見たことない下げと投資家 「買い時」との声も東京証券取引所や証券会社が集まる東京・兜町。10日、急落が続く株価に「これだけ下げたのは見たことがない」と驚く声が出る一方「実体経済は悪くない。(安値は)株を買うにはいい時期」と、したたかな見方を示す個人投資家もいた。 「米国に引きずられている部分があるのだろうけど、これからどこまで下がるのかなあ」。東証1階で市場の動きを示すモニターを見ていた新宿区の無職男性(66)は話す。 悲観というより、興味津々の表情。「(株価が下がるほどもうかる)売りと、買いの両方をやっているので、株価が下げても不安はない」というのがその理由。だが「これだけ下がったのは見たことがない」とも。 ジャスダック証券取引所の前で市場の動きを示す画面を見ていた茨城県守谷市の元銀行員の主婦(54)は「このへんで上がるのかなと思っていたが、ここまで下がると分からなくなった。(日経平均株価は)7000円まで行くんじゃないか」と予想。 その上で「株を買い始めるには今がいい時期」と言い切る。「日本の実体経済がそんなに悪いという感じはしないので、これから上がると思う。お金があれば私も今いっぱい買いたい」と話した。
【共同通信】
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