ログイン
IDでもっと便利に[ 新規取得 ]

ジャンル
サブジャンル

国内

鳩山総務相「和歌山に行かなくてもヒ素入り穀物」失言を謝罪

10月10日8時2分配信 スポーツ報知


 鳩山邦夫総務相(60)は、和歌山市で4人がなくなった「毒物カレー事件」を引き合いに出した自らの発言について9日、同市の大橋建一市長に文書を送り謝罪した。鳩山氏は今月3日、佐賀市で地元選出の衆院議員が開いた国政報告会に出席し「和歌山に行かなくてもヒ素入りの穀物ができる」などと発言していた。「友人の友人がアルカイダ」など、数々の失言&放言で物議を醸してきた鳩山氏。解散総選挙が迫るこの時期の舌禍は、またもや痛い失点になりそうだ。

  今月3日 鳩山氏の“失言録”に、また新たな1ページが加わってしまった。鳩山氏は今月3日、佐賀市で開かれた自民党の今村雅弘衆院議員=佐賀2区=の国政報告会に出席。安倍内閣、福田内閣で農水副大臣を務めた今村氏と、駆けつけた聴衆の前で、地下水を使った農業について話した。「井戸を深く掘れば、最後にヒ素が出る。和歌山に行かなくてもヒ素入りの穀物ができる」−。

 4人の命が失われ、現在も後遺症に苦しむ人々がいる1998年の和歌山毒物カレー事件を引き合いに出した発言。和歌山市の大橋市長はこの発言を報道で知り、8日付の書面で鳩山氏に抗議した。

 大橋市長は「昨今の食糧問題に触れるなかで発言されたものと思いますが(中略)甚大な被害を地域住民にもたらした悲惨な事件であり、この発言は被害者の方々や地域住民の方々に対する配慮に欠ける不適切なもの」と不快感を表明。さらに「和歌山には、ヒ素入り穀物があるというような誤解を招きかねない表現」とも指摘した。

 市長の抗議を受けて鳩山氏は9日、「私の発言で皆様方に不愉快な思いを抱かせた」と書面で謝罪。和歌山市の広報広聴課では「地元の人はみんな遺憾に思っている。もうこういう事はないようにしていただきたい」と話している。

 法相時代の昨年、鳩山氏は02年のバリ島爆弾テロについて触れ「友人の友人がアルカイダ」などと述べ、ひんしゅくを買った。また衆院法務委員会で「田中角栄先生の私設秘書になったとき、毎月のようにペンタゴン(米国防総省)がやってきて食事をごちそうしてくれた」と語るなど、何かと口が災いしてきた過去がある。

 麻生内閣では、すでに中山成彬前国交相(65)が問題発言で辞任している。9月の総裁選では麻生氏の選対本部長を務めた鳩山氏。今回の不用意な発言が、解散をにらみ微妙な時期にある首相の足を引っ張る可能性もある。

最終更新:10月10日8時2分

Yahoo!ニュース関連記事

  • ソーシャルブックマークへ投稿 4
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • みんトピに投稿
  • はてなブックマークに追加
  • newsingに投稿
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿
  • Choixにブックマーク
  • イザ!ブックマーク
ソーシャルブックマークとは

この話題に関するブログ 25
主なニュースサイトで 鳩山邦夫 の記事を読む

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます

みんなの感想 この話題についてみんながどう感じたかわかります。

みんなの感想(話題ランキング)


提供RSS