時間が経たない限り、なかなか素を見せられなかった私。
高校にも素敵な人がいっぱいだったけど、本音を言ったりするのには時間がかかったりもしました。
そんな私に対して、彼女達は最初の頃から自分の感情を素直に表現していました。
あっさりサッパリした性格で、自分の考えを飾ることなく語る。
そこに、物凄く強い憧れを抱きました。
彼女達と一緒に騒いだり、家に泊まったりしている打ちに、気付けば私も彼女達に対して「ハッキリ物を言う」ようになっていました。
長時間一緒にいても気を遣わないし、楽ちん。
DVDを観て爆笑したり、寝過ぎてみたり、鍋やジンギスカンをしたり、毎回部屋で同じパスタを食べてみたり、本当に毎日が楽しくて
「一人暮らしが寂しい」っていう思いは吹き飛んでいました。
同時に、人に対して気を遣い過ぎる悪い癖も直ってきていました。
嫌なことは「嫌」、好きなことは「好き」と素直に表現出来るようになったのです。
中学の頃に身についてしまった「嫌われないかな」とビクビクする癖も、ほとんど無くなりました。
三回生になった今は、何かが吹っ切れて、「人目を気にせずやりたい!と思ったことをやろう」と考えるようになりました。
中学や高校で、私にぶつかってきてくれた友人にも、以前よりも素直にありのままの自分を見せることが出来るようになりました。
高校ですごく中が良かった友人には、「何かが取れたんやね。よかった。」と言ってもらえました。
地元や高校の友人・先生、そして日文ガールズをはじめとする大学の友人たち。家族。
色んな人のおかげで、私は私でいられるようになりました。
今でもたまに、中学のことを思い出してしまうことはあるけど。
あの経験がなければ、今の「田中美帆」はいないわけだし、自分を変えるいいきっかけだったなと思えます。
高校の頃、先生に言われた「壁を作る癖」今はもう無くなったかな。
それを確かめたいという気持ち。
そして、「色んな人に私を知ってもらいたい!」という、大学生活の中で新しく芽生えた気持ち。
それが強くなって、知人に紹介してもらった
「プリンセス関西」にエントリーすることを決意したのです。