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AP通信「黄教授スキャンダル、韓国の民族性にも一因」

 AP通信は22日(現地時間)黄禹錫(ファン・ウソク)教授の幹細胞真偽論争と関連、韓国の文化的特性にも部分的な責任があると報道した。韓国の競争的で性急な文化と民族主義、そして世界の認定に対する渇望が黄教授スキャンダルの原因でもあるという分析だ。

 同通信は“韓国のプライド”として国民的英雄の扱いを受けてきた黄教授と、黄教授のこれまでの業績が、科学雑誌と大学によって検証されていると伝えた。また、国家最高の科学者に選定され、特別資金の支援も受けていた上に、十数年間に渡り某航空会社のファーストクラスを無料で利用できる待遇まで受けていた黄教授の地位が完全に揺らいでいると報じた。

 しかし黄教授スキャンダルは個人の問題であるだけでなく、韓国社会全般の文化的特性のためでもあるという指摘だ。「トップ」に対する熱望が、正道ではない「近道」を選ばせ、民族主義と大衆の過度な関心も間違った選択へ導いているとした。

【特集】ES細胞論文ねつ造問題

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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