洗濯機の洗濯槽の回転が止まる前に手を入れて指を洗濯物に絡ませ切断するなどの事故が昨年8月以降、6件あったことが経済産業省の調べで分かった。洗濯機の欠陥は確認されていないが、同省は「回転が止まってから取り出して」と注意を呼びかけている。
経産省によると、愛知県瀬戸市の女性が先月27日、脱水運転が終わって洗濯物を取り出そうとして右手薬指を切断した。このほか、同様の指の切断が4件、腕を骨折したケースも1件あった。経産省は「ふたを開けて15秒以内に洗濯槽が止まらない場合は故障の恐れがあるので、販売店に相談してほしい」と話している。【奥山智己】
毎日新聞 2008年9月11日 東京朝刊