三重県伊勢市の学童保育所で昨年、「エースベーカリー」(本社・愛知県小牧市)製のこんにゃくゼリーを食べた男児(当時7歳)が窒息死した事故では、遺族は同社などを相手取り提訴。今月、新製品の開発・製造をしないことや、現在製造しているタイプのゼリーで事故が起きた場合には製造中止することを条件に和解が成立している。
エースベーカリーの坂本研二総務部長は「新たに窒息死事故があったタイプのゼリーは、当社では既に昨年6月に製造販売を中止している。現在製造しているものは(硬さや弾力性など)改良を加えているので、今後も製造販売を続けていく」と話している。【式守克史】
毎日新聞 2008年9月30日 14時24分(最終更新 9月30日 14時32分)