金曜日、コメント欄で、あきさんから「カシオの電池交換について、電池を押さえるカバーをどうやって外したらよいのでしょうか？」というご質問をいただきました。

文字で説明するのは難しいし、他の方の役に立つかもしれないので、記事としてアップすることにしました。

＊注意＊
あくまで我流なので間違っているかもしれません。クォーツの故障の原因の多くは電池交換時の人為的なミスだという話も聞きます。また、それで故障するとメーカー保証が受けられないケースもあります。
いじる場合は、それらを踏まえて自己責任でお願いします。




１　フタの開閉

最近のカシオの裏ブタは、四隅をネジでとめているタイプが多く、市販の小さいドライバーで簡単に開けることができます。

ただし、たかが「ネジ回し」とナメていると痛い目に遭います。ネジが小さいためにドライバーがネジ山をなめ（つぶし）やすいのです。さらにいったんなめると小さいだけにリカバリーも大変。

大きさの合ったドライバーで、真上から圧力をかけるようにしましょう。

ボクも何度か苦い経験あり。カシオの場合は、ネジが比較的大きくて溝がはっきりしているのであまりそういうことはないけど。


２　小さいバネに注意

フタをあけると電池が露出し、電池を固定している金属が見えます。

こういう小さいバネがありますが、これは大事です。
軽く刺さっているだけだったりするので、電池交換を終え、液晶を確認したくて不用意に裏返しにすると、簡単に落ちてしまいます。
このバネがなくなるとアラームが鳴らなくなります。

フタを開けた状態をデジカメで撮っておくと良いかも。


３　電池を固定する金属をはずす

さて電池の固定方法は同じカシオでもいくつかタイプがありますが、あきさんが苦労しているのはこういうタイプではないかと…。

一方は固定されていて、もう一方はいかにもはずれそうなんだけど、どこをどう力を入れて良いかわからない感じ。

これは、金属部分を下の土台にある出っ張りに引っ掛けてあるのです。

この黄色に部分に、その幅に合ったマイナスドライバーを差し込んで、矢印の方向に跳ね上げる感じに力を加えると…


はずれます。


Gショックの場合もここにドライバーを差し込んで加圧すると…


はずれます。
金属同士でがっちり噛んでいるので、ちょっと固いかもしれませんが。

マイナスドライバーでなくても例えば千枚通しなどでもできますが、スムーズにいかずに周囲を傷つけてしまうかもしれません。

電池を交換したら、逆の要領で金属を抑え、「カチッ」という感触で引っかかったことを確認します。
なお、電池は素手や金属性のピンセットでは持たずに、通電しない性質のものでつまむことをオススメします。


４　AC操作

最後にAC操作。

ACとは「オールクリアー」の略。
ACと書いてある金属部分（上の画像では矢印の穴の中）と、電池のプラス部分を、金属製のピンセット等で一瞬接続します。（裏ブタに「２回」と書いてあるものもあり）

これをやらないと、デジタル表示が正しく表示されない場合があります。（逆にこれをやらなくても、時刻合わせをして正常に動いていれば別に問題なし）

なお、カシオデータバンクなど、データを記憶する機能を持つものは、電池交換時の処理はもう少し複雑になります。説明書を読むか、裏ブタの裏側に小さく説明が書いてあるはずなのでよく確認をしてください。

逆の手順で裏ブタをしめて（できればパッキングにシリコンを塗布して）、時刻等を合わせておしまい！


ところで、最初、引っかかっている金具の様子がわかりにくいと思ってイラストを描いてみました。
でも画像が思ったより細かく撮れたのでイラストはボツに。

ちょっと自分がかわいそうなので敢えて掲載してみました。


お役に立てていると良いのですが…。

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