2008年 10月 9日
岡山県知事選告示 現職と新人が立候補
任期満了に伴う岡山県知事選挙が9日告示され、届け出順に、現職で4選を目指す石井正弘候補(62)と新人で桃太郎からくり博物館館長の住宅正人候補(44)のいずれも無所属の2人が立候補しました。石井候補の出陣式には、事務所発表で約3000人が集まり、現在進めている財政構造改革の断行を訴えました。住宅候補の出陣式には事務所発表で約800人が集まり、財政危機は知事が招いたものと批判しました。今回の知事選は危機的状況に置かれている県財政をどのように立て直すかが最大の争点になると見られています。各政党の対応は自民党、民主党、公明党がいずれも自主投票を決めている他、社民党が石井候補、共産党は住宅候補をそれぞれ支援しています。今後4年間のかじ取り役を決める岡山県知事選挙、投票は今月26日に行われ、即日開票されます。

岡山県知事選挙 投票入場券で記載ミス
岡山県知事選挙で岡山市が発送した投票所入場券の投票時間の記載にミスがあることがわかりました。ミスがあったのは岡山市選管が今月6日に発送した瀬戸選挙区の約5770通、1万2200人分の投票所入場券です。この地区の投票時間は午前7時から午後8時までですが記載ミスのあった入場券には終了が2時間短い、午後6時までとなっていました。市選管では、入場券を作成した際、投票が午後6時に終了する犬島と建部選挙区の時間を瀬戸選挙区に誤って入力したことが原因ではないかと話しています。

高松空港航空機事故で国の調査官が原因調査
高松空港で起きた小型プロペラ機の事故を受け9日、国土交通省の調査官が現地入りし事故原因などの調査を行いました。現地入りした国土交通省の調査官は機体の不具合や損傷状態を調べたほか、乗っていた教官や訓練生から事故当時の状況などの聞き取りを行いました。この事故は、8日午後、離着陸の訓練をしていた大阪の朝日航空の小型プロペラ機が、着陸後に、滑走路脇の草むらに突っ込んだものです。警察の調べに対し、乗っていた教官は、「着陸時には車輪が降りて、異常はなかったが、再び離陸しようとした際、突然車輪が格納された」と話しているということです。国土交通省は今回の調査結果を分析し、事故の原因を特定することにしています。

三豊市で後期高齢者医療保険 天引きミス
三豊市で年金からの天引きを中止するはずだった約4600人分の後期高齢者医療保険料が職員のミスで天引きを中止できなくなっていたことが分かりました。ミスがあったのは三豊市に住む約4600人分の後期高齢者医療保険料と国民健康保険税です。三豊市によりますと今年8月、税務課の女性職員が口座振替の変更などに伴って天引きを中止するためのデータを県国保連合会に送信したつもりでしたが実際には届いていなかったということです。今月2日に職員が確認作業していたところ未送信に気付きました。三豊市では今月15日までに対象者全員に口座振込や現金手渡しで返還することにしています。

秋の高校野球岡山県大会決勝
秋の高校野球岡山県大会の決勝戦が9日、倉敷マスカットスタジアムで行われ、作陽高校が初優勝を飾りました。玉野光南と作陽の対戦となった決勝戦、先手をとったのは玉野光南です。1回表、1アウト2、3塁から4番・石塚がタイムリーヒット。その後も玉野光南は打者一巡の猛攻で一挙4点を奪います。3回にも1点を奪われ、序盤で5点をリードされた作陽は粘りを見せます。6回までに4点を返し、1点差とした8回裏、1アウト2塁・3塁から6番でキャプテンの宮坂のタイムリーで同点。続く7番宇地原のヒットなどで7対5と逆転します。試合はこのまま作陽高校が逆転勝ちで初優勝を飾りました。優勝した作陽高校のほか玉野光南、倉敷、倉敷工業の4校は今月24日から倉敷市で開催される中国大会に出場することになっています。

バスの転落事故を想定した合同救助訓練
バス事故による多数のケガ人を救助するための訓練が9日、真庭市で行われました。訓練には真庭市の消防本部や医師会など、7つの機関から約150人が参加し、救急車両など20台や岡山市の消防ヘリも出動しました。訓練は小型バスが乗用車と衝突して河川敷に転落し、乗客ら10数人が負傷したという想定で行われました。参加者は負傷者の救出や応急処置、2次災害の防止など本番さながらに取り組んでいました。真庭市では地震などの自然災害を想定した訓練も行い、関係機関の連携を強化したいとしています。

サンピアスケートリンク利用再開
今年5月から閉鎖されていたウェルサンピア倉敷のスケートリンクの利用が8日夜から再開されました。8日約5カ月ぶりに利用が再開されたスケートリンクには早速、フィギュアスケートの選手30人が訪れ、慣れ親しんだリンクで氷の感触を確かめながら練習していました。ウェルサンピア倉敷は、国の方針で売却が決まったものの、買い手がつかず、今年4月末に閉鎖されました。しかし存続を求める声が多く、岡山県スケート連盟が来年4月末まで運営することになりました。リンクは当面、選手の練習用に利用され、一般開放は12月からの予定です。