2008年10月10日 0時9分更新
知り合いの男からストーカー行為を受けていると警察に相談していた女性がこの男に殺害された事件で、男の車の中に女性の血痕が付いた金属製の懐中電灯があったことがわかり、警察では凶器として使用した可能性もあるとみて調べを進めています。
この事件は先月27日、岡山市の無職、近藤憲吾容疑者(24)が岡山市南古都の駐車場で近くに住む杉本文さん(24)を素手で殴るなどしたうえ、海に投げ落として殺害したとして殺人の疑いで逮捕されたものです。
調べに対し近藤容疑者は、杉本さんを殺害したことは認めているものの、動機や犯行当時の状況について聞かれると黙り込んだり、「よく覚えていない」などと口を閉ざしているということです。
これまでの警察の調べで事件当時、近藤容疑者が乗っていた軽自動車の車内から、杉本さんの血痕がついた金属製の懐中電灯が見つかっていたことがわかりました。
杉本さんの頭には何かで殴られた様なあとがあったことから、警察では懐中電灯が凶器として使用された可能性もあるとみて調べています。